【トラブル回避術:現金は重要な保険】

こういうスーパーお得きっぷを使うのは,たいていの場合,

なるべく費用を浮かせたいから…だと思うんですよ。

 

とにかく目的地に行くことが一番で,

それ以外は,別に美味しいもの食べなくてもいいし,

お金のかかる観光はしようと思わないし,お土産もそんなにいらないし…

なんて考えだから,全体的な費用もそんなにかからなかったりします。

○○までのバス代:往復600円,入場料:500円,飲食代:1000円,おみやげ代:まあ1000円もあれば…

トータルで3〜4000円あれば大丈夫かな?


なんて,最低限のラインで考えてしまったり。


「余計なお金を持っていくとつい使っちゃうし…」

「無駄遣いしないためにも手持ちの現金はぎりぎりにしとこう」とか。


でも,この考え方,青春18きっぷの旅では結構危険です。


日本の列車は時刻表に正確だということで有名で,

日々その恩恵にあずかっているとそれが当たり前のことのように思えてきますが,

不測の事態―天候であったり,事故であったり,信号トラブルであったり…は,ゼロではありません。


都市圏では,1つの電車,1つの路線が運転見合わせになっても,

振替輸送があったり,他の路線に回ることでどうにか先に行けたりしますが,

地方の本数の少ないローカル線でトラブルがあると,

その先に行けなくなったり,戻れなくなったりします。


 

多少の遅れなら,連絡する列車が待っていてくれたりすることもありますが,

大幅な遅れ,まして運休などになってしまうと,お手上げです。

何らかのトラブルで旅が続けられなくなった場合,

新幹線や特急なら払い戻しもしてもらえたりもしますが,

18きっぷにはこの手の補償もありません。

 
また,ローカル線の怖いところは,無人駅や周辺になにもない駅が結構多いところです。

何の情報も得られないまま,駅員はもちろん他の乗客すらいない駅で,

来ない電車を待ち続ける…ということにもなりかねません。

 

実は私自身,2009年の夏,紀伊半島東部に旅をしたときにそういう経験をしています。

 

それまでは,余分なお金をほとんど持ち歩かないようにしていた私が,

たまたまお財布に多めのお金を入れていたお陰で,

安全に泊り,そして帰ることができました。


 この時につくづく,ある程度の現金は必要だと身に沁みました。

キャッシュカードがあっても,おろすATMがなければ意味がありません。

クレジットカードだって,使えない宿泊施設もあります。

いろんな手段がある都心部と違って,地方では極端に選択肢が限られる場合もあります。

 

旅先で,誰も知らないところでトラブルにあうのは本当に心細いです。

男性なら,最悪駅で野宿もできるかもしれませんが,女性の場合そうはいきません。


 

最低限,1泊できる,あるいは特急に乗れる,他の交通機関を使える,

ある程度の距離をタクシーで移動できるくらいの

予備の現金は持っておきましょう。


 

極力使わない方法を選択するとしても,いざという時の保険代わりに,

諭吉さん1枚を持っておくことが安心・安全につながります。


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