2008年8月:紀伊半島のゲリラ豪雨で初トラブル

■平日/青春18きっぷ利用/一人旅

雨と知りつつやめられなかった

東海・関東が突発的な雨で大荒れし,
ゲリラ豪雨という名称が定着しつつあった2008年8月末,
その大荒れの東海地方へ青春18きっぷで旅に出た
お馬鹿さんがここに1人(>_<;)

いえでもね,あんなに酷くなるなんて,思ってなかったんですよ
ていうか,毎日天気予報をチェックしてて,
その日は「雨のち曇り」で他の日より多少マシっぽいと思ったんです。
少なくとも日中は大丈夫かな,と思ってました。


この見通しが甘かった…(汗)

向かった先は三重の南の紀伊長島近辺です。
この辺りはメジャーな観光地ではないですが,
海岸線の地形が面白そうだし,温泉もあるし,
まあ,行って街中をぶらぶらするだけでも
楽しいかな,なんて思ってました。

出発時点でトラブルの予感

当日は朝10時にJR京都駅を出発します。
いつもの旅と比べると随分遅めの出発ですが,
これより早い電車は548発なので,ちょっと無理

JR京都駅に着くと,いきなり電車が50分以上の遅れ。
ここでの遅れは信号の故障による整備のためだそう

この時は,京都→草津→柘植→亀山→多気→…

という,草津線から関西本線に入るルートで紀勢本線に入ったのですが,

京都出発後も,連絡のための遅れ,雨の遅れなどで全体的に遅れ気味。

電車はかなりの時間を山間部を走るのですが,
場所によっては強い雨が降っていました。

これはさすがに長居するのは危険かも…と思い始めました。


予定では14時半頃紀伊長島到着,
18
時過ぎに帰りの電車に乗る予定だったのですが,
予定を繰り上げて17時過ぎの電車で帰ることに。
行き先も,紀伊長島駅の1つ先の三野瀬駅から徒歩10分ほどの
ホテルの日帰り入浴に絞ることにしました。

お天気はいまいちだったけど,
道中の車窓の風景は結構見ごたえがあって,
いきなり深い谷が現れたり,
見事な岩場の渓谷が見えたり。
電車から風景を見るだけでもかなり楽しかったです。

紀勢本線は,深い山中を走るかと思えば,いきなり港が見えたりして,

風景がかなりダイナミックなんですよね。
個人的にはトップを争うくらいに好きな路線です。

温泉は満喫できたけど

三野瀬駅に着いたのが予定より20分ほど遅れの15時頃。

この時点では,思ったより遅れなかったな…という感じでした。

全体的に遅れ遅れだったけど,もともと各乗換駅での乗換待ち時間が長かったので,

そこで吸収されたようです。

雨も小降りで,なんとかなりそうな感じ…と思いました。その時は。

さて,目的のホテルは三野瀬駅から徒歩10分ほどの
シーサイドホテル望月ゆ〜ゆ〜館」さん。

でも,行ってみてびっくり。
なんと8月31日で閉鎖されるとのこと。
でも閉鎖前ということで,500円の入浴料が300円でした。

平日だったこともあり,人も少なく,大きな湯船&露天風呂を独り占め状態。
お湯は循環式で,かなりカルキ臭もありましたが,のんびり浸かることができました。

さて。
お風呂を上がってゆっくり出る用意をしていると。
外から凄い雷の音が
そして外に出ると結構な雨

怖いけど,ホテルにこもっているわけにもいかず,
小走で雨に濡れつつも,頑張って三野瀬駅までたどり着きました。


雨は降る。電車は来ない。

多分電車は遅れてるだろうな,と思いましたが,
無人駅なので駅員さんに聞くこともできません。

他の乗客もなく,駅の前にはお店すらないので,まったく情報交換ができません

そしてやっぱり,予定時刻になっても電車は来ませんでした。
30
分以上待ってみましたが,電車は来ず,何のアナウンスもありません。


これくらいの遅れは想定内でしたが,今現在の状況がまったくわからないのがイタイ。


待合室(といっても駅の入り口に屋根があり,ベンチがあるだけ)の中に,
JR東海の非常時の問合せ電話番号が書かれていることに気づいて,電話してみました。

自動音声で案内してくれるタイプの電話番号でした。

すると

大雨のため2つ手前の駅くらいで電車が止まっているとアナウンスが!!

それでもまあ,雨が収まって走り出してくれれば
まだあと1時間くらい遅れても何とか帰れるはず

と思っていたのですが。


30分たっても,1時間たっても,電車は来ません。


再度JR東海に電話してみても,同じアナウンスが流れるばかり。

携帯で運行情報を調べてみても,電車が止まっているという以上の情報はありません。

雨は一向に収まらない。


雷は遠ざかったかと思えばまた鳴り,随分長く鳴り続けていました。

空はどんどん暗くなってくるし,人は来ないし,本当に怖かったです。


そして,何度か電話やネットで携帯を使っているうちに,
電池残量までもこころもとなくなってきました。


やがて日が落ちて,真っ暗になってしまい

結局2時間半程待ってみて,
これ以上はたとえ電車が来ても京都までは帰れないと判断して,
先ほどお世話になったシーサイドホテル望月ゆ〜ゆ〜館さんに
宿泊依頼の電話をし,駅まで迎えにきてもらいました。


ホテルに泊まれるありがたさ

ホテルに着くと,私の顔を覚えていて下さったフロントマンさん,
日帰り入浴代を返却してくださいました(ToT)

とりあえず,夕食がまだだったので,
ホテルのレストランでカレーをいただいて,
それからしばしホテルの部屋でボーっとして,
人が少なくなった頃に再び温泉へ。
他にすることもないので,ぼんやりのんびり入浴しました。

そして温泉から出たら,あとはすることもないので,
早目に就寝しました(あまり眠れなかったけど)。

翌朝もまだ雨が続いていたので心配だったけど,
時間通りに電車が到着。
無事に乗ることが出来ました。


後で知ったことですが,紀勢本線はもともと雨に弱い路線なんですね。
雨や風で遅れや運休が出ることが結構あるんです。

知っていれば最初から警戒して,旅は取りやめにしていたと思うんですが,

無知なばかりに無謀な見通しで出かけてしまいました。


結果的には,特に危ない目にあったわけでもなく,野宿する必要もなく,

安全できれいな部屋で,ちゃんとベッドで寝ることができ,
温泉にまで浸かれるという恵まれた滞在で,最終的には無事帰ってこれました。


だけど,これが近隣に宿泊施設の無い駅だったら?

持ち合わせがなくホテルに泊まることができなかったら?
携帯が電池切れで連絡もできなかったら?


…と考えると,ぞっとします。


初めてのトラブルでしたが,お陰で,いくつかの教訓に気づくことができました。


・1泊くらいできる程度の余分な現金を持っていくこと。
(近隣にATMすらないこともあるし,カード不可の施設もまだある)

・多少の運行トラブルがあっても帰ってこられるように,最初からぎりぎり最終便で帰るような計画は立てないこと。

・携帯電話は命綱なので,絶対に電池切れにならないようにすること。

今回は落ち着いて回れなかった紀伊長島近辺でしたが,
レンタサイクルなどもあるようですし,
ぶらっと楽しむのには良い街ではないかと思います。

それに,今回このあたりのことを色々調べていて,
熊野古道を歩いてみたくなりました!(←ある意味,懲りない)

いつかまた,お天気の良いときに,紀伊長島もリベンジしてみたいと思います。



〔通常のJR運賃(参考)〕(初日)京都→三野瀬:3350

2日目)三野瀬→京都:3350円 (価格はいずれも2015年時)

〔最遠地までの乗車距離〕185q


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