2009年8月5日:広島県西条で酒蔵巡り

■平日/青春18きっぷ利用/一人旅

自分史上最長の18きっぷ日帰り旅

おそらく,私が青春18きっぷで旅したなかで,日帰りでは一番距離を稼いだと思うのが,
この時の西条(広島県)への旅です。距離約350キロでした。


ちなみに,京都→静岡で約330キロ,大宮(埼玉)→塩竈(宮城)で約337キロです。


西条は,灘・伏見に並ぶ「日本三大酒都」の一つ。

日本酒好きなので,西条の酒蔵「賀茂鶴」なんかは昔から知っていました。

なにしろ尾道よりまだ西なのでちょっと不安でしたが

(時刻表上では行けるのはわかっていましたが,距離が長いと体力的にもキツイし,
トラブルが起きた時もリカバリしにくいので)

ぜひ一度行ってみたいところだったので,頑張って足を伸ばしてきました。

今回は仕事が忙しい時期だったこともあり,

いつものように早朝に出発する気力がなかったので,

8時前に家を出て,14時頃に到着する電車を選びました。


片道約6時間ですが,電車の接続がかなりスムーズなので
時間の割りに長い距離を移動できるようです。

現地での滞在時間は3〜4時間の予定。

幸いにも行きはず〜っと座ることが出来ました。

糸崎から広島行きに乗り換えると,
車窓の風景も田園や川沿いになり,
俄然旅気分が盛り上がります。

14
時少し過ぎ,西条に到着です。

西条駅にはこんなレリーフが。
写真では見えにくいんですが,日本酒造りの様子が描かれています。



そして街中には,こんな煙突があちこちに。


左は「福美人」,右は「賀茂鶴」の酒蔵です。

駅からすぐのところに酒蔵の密集地帯があり,
「酒蔵通り」の名称がつけられています。
駅にもパンフレットがありますし,
町中に細かい案内板があって,とても親切。

平日だけあって人は少ないけど,
お天気もほどほどに良く,いい感じに散策日和でした。


酒蔵巡りは「賀茂鶴」から

まずは一番大きな酒蔵,「賀茂鶴」さんへ。

「賀茂鶴」さんは関西の酒屋さんでも良く見かける,有名な銘柄です。
パンフレットによると,吟醸酒づくりでは全国でもトップクラスだそう。

工場の中には見学や試飲,購入のできる蔵があります。

早速,中に入って試飲させて頂きました。


こんなふうに,様々な日本酒がずらりと^^
何千円もするような大吟醸の試飲もできますから,
日本酒好きにはたまりません

日本酒大好きですが実はお酒にとても弱い私も,
ついついあれこれ飲んでみたくなって,
ほんの一滴ずつ,飲ませて頂きました。

そして,日本酒好きでもちょっと弱い私に嬉しかったのがこれ。


ガラス瓶に入っているのは,日本酒の仕込み水です。
酒造りに使われる井戸水を飲むことができるのです。
この仕込み水は,酒蔵ごとに違うようで,
あちこちの蔵やその前の井戸で飲むことが出来ます。

とてもまろやかな,優しいお味のお水でした。

酒蔵の方も気さくで楽しくお話でき,さらに気分上昇

お土産に欲しい物もあったのですが,
重いビンを持って歩くのも大変なので,
お買い物は後回しにして散策を続行。


酒蔵そして酒の街めぐり

ぶらぶら歩いて,福美人酒造さん,賀茂泉酒造さんなどの酒蔵を見学。
とはいえ,この辺りの蔵は平日は見学所には人が常駐していないようで。
私も試飲しすぎると酔っ払って大変なので,自粛^^
工場の様子やお酒などをのんびり見学。

こちらは賀茂泉酒造さんの「酒泉館」。



旧県立醸造支場だそうで,レトロモダンな建物が素敵です。
現在は酒喫茶になっていて,お酒の飲み比べや,
お酒を使ったスイーツも楽しめるそうです。
ただし,営業は土日と毎月4・10日のみ。
残念ながらこの日は店休日でした


酒泉館前にあった仕込み水。
もちろん飲めます。
こんな感じの水場があちこちにあって,
地元の方が汲んでおられました。
私も何か水入れを持っていけばよかったなあ

酒泉館前は旧山陽道となっています。

旧山陽道を西に歩くと,道の両側に
亀齢酒造,白牡丹酒造,西條鶴酒造などがずらり。

この中で,お酒だけでなくちょっと変わったものを置いている「亀齢酒造」さんのお店,
「万年亀舎(まねきしゃ)」へ入ってみました。

「亀齢」とは「キレイ」と読みます。
なかなか女性には素敵な名前(*^_^*)

以前料亭にお勤めされていた,
少し年配の女性から聞いた話なんですが,
晩酌にビールを飲む人と日本酒を飲む人では,
年齢を重ねたときのお肌の綺麗さが全然違うんだそうです。

断然,日本酒を飲む方のほうが綺麗なんだそうですよ!


ま。それはさておき。

こちらには,日本酒を使った「醸華町うどん」や
石鹸,確か化粧水なども置かれていたと思います。
(もはや記憶があいまい
ここで,あまり日本酒を飲まない彼氏さん用に「醸華町うどん」(左)を購入。
自分用には右の小瓶の純米吟醸酒を。


とても香りが良く,ボトルもきれいです。

さらに,思わず手にとってしまったのがこちら。


可愛らしいガラスの大黒様のお守り。
お財布に入る小さなサイズで表情がとても可愛い。
彼氏さんにはお揃いの恵比寿様をお土産に。

お買い物を楽しんで,散策を再開。

パンフレットを見て気になっていた,
平田屋樽煎餅本舗
さんへ行ってみました。
(写真を撮り忘れたのでリンク先を参照して下さい

樽煎餅というのは,西条の各酒蔵の銘を焼印したお煎餅。
材料に日本酒を使っているわけではなく,
とても素朴なお菓子ですが,
手焼で丁寧に作られているこだわりのお品だそう。

日本酒好きなら,味だけでなく,
銘柄を見ても盛り上がれそうです。

そして,旧山陽道に戻り,西進してブールバールと呼ばれるメインストリートに出てしまうと,
酒蔵散策ルートは一応終りです。

酒蔵は「酒蔵通り」を外れたところにもいくつかありますし,
お寺や神社などの見所もありますが,
時間的な都合もあり,さらに山陽道を西に行って,
おめあての最後のお店に向かいました。


旅の終わりは和洋折衷スイーツで

旧山陽道をひたすら西へ。
パンフレットの地図では一番西に位置する酒蔵へ向かいます。
(それでも西条駅から徒歩10分足らずです)

お目当てのお店は「賀茂輝酒造」さんの中にあります。

こちらには,「円座(わろうだ)」という酒蔵カフェがあるのです。

最初,酒蔵を見学していると,気づいたお店の方が,
「暑いですから,どうぞ入ってください。冷房ありますから」
と声をかけて下さいました。

中はカフェだけでなく,お土産物やお酒,
地元の作家さんのものと思われる雑貨などが展示されています。

古い酒造りの道具などがそのままインテリアになっていたり,
とても素敵な空間でした。

こちらの何が目当てだったかと言うと

この「吟醸シフォンケーキ」がぜひ食べてみたかったのです!

奥の土瓶の中に入っているのは大吟醸酒。
これをシフォンケーキにかけて頂きます。
私は飲めないのでほんの少しにしましたが,
結構たっぷり入っていてびっくりでした

シフォンケーキってしっとりしているイメージがありましたが,
このケーキはかなり粗めで水分少なめです。
その分,たっぷり吟醸酒が沁み込みます。
サバランの日本酒版って感じです。

甘さ控えめのシフォンケーキに,
香りの良い大吟醸酒がたっぷり。
そこに生クリームを添えて頂きます。

ふんわりしっとりでお〜いし〜い

これで300円はとってもお得だと思います。

こちらのお店は元々精米所だった蔵を改装されたそうで,
天井が高く,昔の精米の器具がインテリアになっていたりして,
程よくレトロな雰囲気がとても落ち着きます。

観光客は私一人だったので,
オーナーの奥様とおしゃべりさせて頂きました。

お店を出て,ちょっと急ぎ足で再度「賀茂鶴」さんへ。

お土産の日本酒をゲットに走りました。




右側は蔵限定の原酒。
誰か日本酒好きの人のお土産用です。
左は珍しい日本酒の純米発泡酒。
ちょっと酸味があって,さっぱりしていて美味しいんです^^
(こちらは自分用)

多少心残りはありますが(笑)
あまり大荷物になるのも辛いので,
お買い物はこのへんで終了。

西条駅へ戻り,再び6時間かけて,帰路につきました。

時間は短かったけど,思っていたよりずっと楽しく
充実した旅になりました
滞在時間が短かった分,ぎゅっと凝縮されたのかも。

行き帰りともにトラブルもなく,順調に過ごせたことに感謝です。

 

〔通常のJR運賃(参考)〕:京都⇔西条(往復):11880円(価格は2015年時)

〔最遠地までの乗車距離〕約349q


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