2014年3月7日:春の房総半島一周

■平日/青春18きっぷ利用/二人旅

まずは内房線で館山へ

関東に越してきて初めての春。

冬は気持ち的にも経済的にも落ち着かず,あまり出かける余裕がなかったけど,

ぼちぼち千葉での生活にも慣れてきまして。

せっかく千葉県民となったわけだから,千葉をいろいろみてみましょうというわけで,

今回の旅はローカル線にて房総半島一周を試みました。

さて,房総半島も南の端は暖かで,
気候を活かしてお花の栽培が盛んなんだそうです。
せっかくだから,お花畑も楽しもうと,
内房線最南端の館山駅から,さらにバスに乗って,
南の方まで行ってみることにしました。

同じ千葉県内とはいえ,北西部の我が家からは結構な距離。
館山からのバスの本数が少ないこともあり,
9時前には館山に到着予定のスケジュール。

朝5時過ぎに家を出て,途中で通勤の人々に揉まれ。
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02柏駅発,609新松戸駅着で武蔵野線に乗り換えですが,

うっかり人の波に乗って逆方向のホームへ出てしまい^^;

かろうじて612発の電車に飛び乗り,海浜幕張→蘇我を経て内房線に乗車,

どうにか無事に予定通り849に館山駅に到着しました。

こちら館山駅の改札内です。


なんだか可愛くないですか?


外観もなかなか可愛くて,なんというかメルヘンチック。
「南総里見八犬伝」のゆかりの地だからでしょうか?
(いや,あれって一応ファンタジーかな〜と)

そしてここから930発のバスに乗ります。
駅を出発してから少しの間は街中を走りますが,やがて海沿いの道路に出ます。

内房の海岸や



白亜の洲の崎灯台も。



こんな菜の花ロードもあったり



海の向こうに見える薄ぼんやりした島影は,どうやら大島。


海岸の風景を楽しみながら走ること40分で,
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時過ぎに館山ファミリーパークに到着です!


こちらは,メインはお花畑ですが,
ちょっとした遊具があったり,ドッグランがあったり。
派手さはないけれど,お花に囲まれて,のんびりするにはいい感じ。


この時はポピーがたくさん咲いていました。

お花を摘むことのできる畑やビニールハウスもあります。
ハウス内はストックなどが咲いていました。


お花は安くて,ストックなら1本100円,
ポピーはなんと10100円でした(時期によって変動するよう)。
看板の説明ではつぼみを摘んで下さいとあるのですが,
ちょっと開いたお花も欲しいなと思って少し咲いているものも摘んだら,
その分はお金をとられませんでした^^;

お花を摘んだり,園内をぶらぶらしたりして,
1時間ほど過ごしてから,11時過ぎのバスに乗車。
館山駅に戻ります。

館山にもその周辺にも,行ってみたいところはまだまだありますが,
今回はとりあえず「房総ってどんなところ?」とざっくり見てみるのが目的。

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05,館山駅から再び内房線に乗り,今度は房総半島の太平洋側に向かいます。

ちなみに,いつも
JR東日本の車両はロングシートばかりで乗りにくい!」
とぼやいているのですが,
一部の車両にはボックスシートが設置されていることがあり
(こういうシート


この路線ではこの座席を二人で使うことができました

旅気分が一気に盛り上がります(^^)

九重駅では早咲きの可愛い桜が満開でした。


お天気も良好,テンションもアップで,さらに旅は続きます。


安房鴨川で地魚を食す

房総半島南端の古名は安房。
なので今でも,JRの駅には「安房○○」がいくつかあり,
次の目的地「安房鴨川」もその一つです。

安房は「あわ」と読みます。

昔,大好きだった童話作家さんがいて,
その方が「安房直子(あわ・なおこ)」さんというお名前でした。
残念ながら1993年に亡くなられ,もう新作を読むことはできませんし,
残っている作品も多くはありません。
小学生のころから好きだったので,
多分文庫になったものはすべて持っていると思いますが,
度重なる引越でも一度も処分リストに入れたことはなく,
今では開くことは少ないですが,必ず書棚に並んでいる本です。

というわけで,「安房(あわ)」という読み方には特別な思い入れと,
不思議なご縁や親近感を感じたりもします。

ちなみにこの方の「きつねの窓」という作品は,
小学校の教科書にも取り上げられていたし,
漫画家の太刀掛秀子さんが作品内で取り上げたこともあるので,
同年代の方なら結構ご存じなのではないかと思います。

さて,大分話がそれましたが,旅日記の続きです。

館山を出て45分,1250に安房鴨川に到着。
こちらは鴨川シワールドが有名なのですが,
今回は時間が足りないのでパス。
ここでのミッションはお昼ごはんです^^

せっかく海沿いの町に行くんだから,お寿司が食べたい!
それも,地魚が食べられて,リーズナブルならなお良し!!

というわけで,地魚回転寿司「丸藤」さんに行きました!

こちらは安房鴨川駅から徒歩圏内の「潮騒市場」にある,
電車族の我々には超ありがた〜〜〜いお店。

到着したのは13時,平日だというのに数組待ちでした
まあ手頃だし,大きな駐車場もあるし,人気店なんですね。

でも待ち人数に対して待ち時間はずっと短くて,
意外とすぐにお店に入れました。

地魚のセットやエビの食べ比べ,なめろう軍艦など,
普段あまり食べられなさそうなものを中心にいただきました。

ほんと満員で,寿司はほとんど回ってなくて^^;
板さんに直接注文して握ってもらうのがほとんど。
何となく落ち着かなくて,写真は撮り損ねました

でも,回転寿司でもネタは新鮮だったし,
お値段もリーズナブルで満足でした

あとは電車の時間まで,潮騒市場内の他のお店をぶらぶらと。
大きなお土産物屋さんや海鮮もののお店,
アロマグッズや植物などを置いているお店もあります。

そうそう,お土産物屋さんで見つけた


巨大なネコ
鴨川生まれのご当地ゆるきゃら,ぴーにゃっつ。
ピーナッツ(千葉県特産品)模様のネコだそうです(笑)
あっ,他に「Pマン」っていうのもいるんですが,
こちらは見るからにピーナッツで,少々目つきが悪い^^;

さて,鴨川ではランチと,ささやかなお買い物で終了。
またしてもJR安房鴨川駅に戻り,1445発の電車に乗り込みます!

 


絶景の穴場へ

安房鴨川から走ること30分ちょっと,
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21に鵜原(うばら)という小さな駅で降りました。

駅はかろうじて無人ではなく,改札に駅員さんが一人。
改札外の小さな小さな建物が,観光案内所。
駅前にこれといった施設もなく,寂れた田舎の駅の風情が漂います。

でも,ここにはちょっとした,だけど侮れない,穴場の名所がありました。

駅から海に向かって歩くこと約10

海の向こう,画面右手に小さな白い塔があるのがわかりますか?



灯台でしょうか?あるいは海上監視施設とか?

いえいえ。
これはなんと,海中展望塔。


上に登るのではなく下に降りて,
海の下から海中を眺めることができるのです。

このあたり,切り立った岸壁が多く,海岸線も複雑。

内房の海は穏やかだったけど,
太平洋に面した外房の海は雄大な力強さでした。

いざ,塔の中に入ると,最深部はこんな感じです。
まるで潜水艦みたいです^^ 面白い
この日は海が荒れていて視界が悪く,海の中はあまり見えませんでしたが,
それでも
窓の外に魚と,サザエもへばりついてます^^

場所によっては,こんなにたくさん魚が群れているところも。

確かに視界は悪かったですが,結構近くまで魚が寄ってきていたので
(多分,魚は魚で塔を波よけにしていたんでしょうね)
魚の姿は意外にはっきりと見えました。
視界の良い日にまた来てみたい
(ちなみに視界が悪いと料金は割引されます)

塔はコンパクトなので,他に見るところはなく,
同じ魚をずーっと見ていても飽きてくるので
結局10分くらいで出たかな?

そして,もうひとつ行ってみたかった場所に向かいます。

その場所は,鵜原理想郷という名称。
なんだかすごそうな名前でしょ?

海中展望塔も鵜原理想郷も,「るるぶ」に小さく載っていて,
なぜか気を惹かれて行ってみたくなりまして。

でもこの鵜原理想郷,「駅から徒歩7分」とあるんだけど,
徒歩7分で着けるのはどうやらほんの入り口らしく

そこから結構な傾斜道を,えっちらおっちら^^;
山登り,ってほどじゃないけど,
ちょっとしたハイキングコースを歩かねばなりません。

薄暗いトンネルをいくつか越えなきゃならないし。
(女性一人だとちょっとコワイかも。旦那さん一緒でよかった

「駅から徒歩7分」の入り口から歩くこと多分15分ほどで,
展望の開けた場所に到着しました!


そこには,「鵜原理想郷」の文字が彫り込まれた鐘が。


そして向こうは断崖絶壁,
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時間サスペンスの終盤で犯人が追い詰められていそうな^^;


でも,眺めは本当にすごい。
展望塔が小さく見えます。
かなりの高さを上がってきたのがわかります。

海と,空と,自然の造形が素晴らしい。
なるほど,理想郷かあ

「鵜原理想郷」はなかり広いエリアを指しているらしく,
「駅から徒歩7分」はほんの入り口なので,
ここを目指す方は往復30分はみておいたほうが良いです。

あと,天気が悪い日やその翌日は足元がかなり悪くなりそう。

でも,眺望は本当に素晴らしく,
しばし別世界にトリップしていたような気がします。

もうしばらく待っていたら,夕日が沈みそうなんですが

暗くなってから下りるのはちょっと怖いので,
ぼちぼち駅に向かって下ります。

この日の観光はここで終了。

さらにひねくれた帰り方で

鵜原を1722に出発し,外房線でそのまま千葉まで行けるのですが,あえて素直に帰らず。
大網から東金線,成東から総武本線,佐倉から成田線に乗り,
成田で一度降りてご飯を食べて,安孫子から常磐線へ。
千葉県内の路線を満喫して帰りました。

かなり千葉県内を広く回って,その分一箇所で過ごす時間は短かったけど,
千葉ってどんなところ?というのが多少はつかめたような気がします。

次は内房,外房,それぞれでゆっくり楽しみたいですね^^


でも今回,房総半島を回ってみて,
ちょっと和歌山に似てるな〜と思いました。
温暖な気候や,風の強さ,西側は湾で穏やかだけど,
東側は外海に向かっているので荒々しいところとか。
和歌山も大好きな土地なので,
その共通項がちょっと嬉しかったりします^^

乗り換えが多くて疲れたけど,千葉を体感できた旅となりました。

〔通常のJR運賃(参考)〕
 柏→館山:2270円,館山→安房鴨川:580円,安房鴨川→鵜原:320円,合計鵜原→成田:1940円,成田→柏:670円,合計5780円(価格は2015年時)

〔最遠地までの乗車距離〕約129q(館山として)


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