2014年3月26〜27日:往復約1300qの紀伊勝浦へ

■平日/青春18きっぷ利用/二人旅

忘れ物を取りに

青春18きっぷは日帰り旅行が一番!と思っているので,

めったに宿泊の旅には使いませんが,
この時は,往復青春18きっぷ使用,片道14時間×2日という
時間的にも体力的にもハードな旅をしてきました。

なぜそんな強硬な旅をしたかと言いますと。

私,2010年頃から熊野古道を歩くことがライフワークの一つになっているのですが,
2013年11月,京都から千葉に引越しをする直前に,
紀伊路〜中辺路を経て,熊野本宮大社に到達することが出来ました。

この旅の途中,常に頼りにしていたのは,
JR
西日本で実施されていた
「聖なる森熊野古道キャンペーン」で配布されていた地図。

そして,道中の目標と楽しみは,御心帳というスタンプ帳への押印と,
各ポイントで配られている木札を集めることでした。

しかし。

実は私,熊野本宮大社に到達した時,
なんと木札を貰い忘れていたのです(>_<。)

スタンプは伏拝王子にあり,押せたのですが,
木札は本宮大社近くの観光協会で配布されていました。
本宮大社に到着したのがすでに4時過ぎ。
もちろんお参りもするし大斎原にも行きたいし
となるとあっという間に時間がたち,
紀伊田辺に向かうバスの時間が迫ってきて,
配付場所に行くことができなくなってしまったのです。

紀伊田辺駅でも貰えるからいいかと思っていたのですが,
紀伊田辺駅でも乗継まであまり時間が無くて,
ばたばたしているうちにうっかりもらい忘れてしまって(ToT)

結局そのまま,千葉に来てしまったのです。

それでも,この区間の木札は
紀伊田辺駅でも紀伊勝浦駅でも新宮駅でも受け取れるので,
だいぶ先になってもいつかはと思っていたのです。

ところが2013年末。

JR
西日本より,キャンペーン終了のお知らせが届きました。

キャンペーンは20143月末で終了,
スタンプ台と木札は回収するとのことでした。

がーん
がんばって歩いたのに木札がもらえない…(T^T)
よりによって本宮大社木札のが欠けてしまうなんて

そうはいっても,千葉から和歌山はさすがに遠い(-_-;)

これはもう諦めるしかないかなと思っていたのです。

この時期は引っ越して生活が変わったばかりで,
ゆっくり旅行がてらに行くほど余裕はないし。
新幹線やら特急やら使えば日帰りで行けなくもないけど,
ただ木札を貰うだけのためと思うとあまりにもったいない。

青春18きっぷを使って勝浦で1泊すれば,
その半額くらいで往復できるんだけど,時間も体力も必要だし

と悩んでいたのですが,なぜか旦那さんが乗り気で^^;
無茶な旅というのが面白かったらしいです(笑)
あと,美味しいマグロが食べたいというのもあったみたい。

なんとか旦那さんとお休みを合わせることもできたので,
決行することにしました。


片道14時間

当然,当日は早朝出発。
朝4時起きで5時に家を出て,
埼玉県大宮駅から延々JR乗継がスタートしました。

片道14時間,たびたび愚痴っていますが
JR
東日本のロングシート車両は疲れるし,朝ご飯も食べたかったので,
大宮〜平塚までの湘南新宿ラインはグリーン席に乗りました。

平塚〜熱海〜興津〜掛川〜豊橋〜名古屋と乗り継いで。
13
時過ぎに名古屋に到着。

名古屋で駅弁を買って,快速みえに乗りました。


快速みえは,18きっぷユーザーには有名な話ですが,
途中で伊勢鉄道の線路を通るので別料金がかかります。
とはいえ完全にJRだけで紀伊勝浦まで行くのは時間的に無理だったので,
こんかいはこの快速みえを利用しました。。

でもさすが「快速」,快適でした!

駅弁は,名古屋!な感じの「味噌カツ弁当」と,名物らしい「とり御飯弁当」。

そして久々のクロスシートでリラックス

快適な快速も1時間半ほど。
多気で降りて,JR紀勢本線に乗換です。


さて,紀勢本線に乗って,ここからがなんと3時間以上

まあ。
乗り心地の良いボックスシートですしね^^;
空いているからゆったり座れるし。
それに,個人的に紀勢本線の車窓の景色は大好きなので。

梅や桜やモクレンが咲いていて,綺麗でした。

以前,電車が来なくて怖い思いをした,思い出の三野瀬駅


海が見えるとやっぱり心が躍ります。


尾鷲で少し停車時間があったので,電車の写真を。

ここは,一度ゆっくり歩いてみたいと思いつつ,いつも通過のみ。

暗くてわかりにくいけど,桜が咲き始めています。

波田須駅の少し先。棚田と海が綺麗です。
走りながらなのでなかなかうまく写真が撮れないけど^^;


途中,熊野市駅では22分の待ち時間があったので,
ちょっと外に出てみたり(18きっぷの醍醐味)。


熊野駅の前には,コミュニティセンターのようなものができていました。
こんな噴水も,前にはなかったような?

すっかり暗くなるころ,再び乗車。
その後,少し遅れるものの,19時頃新宮市到着。
新宮発の電車に乗り換え,
その電車も少し遅れて発車することになり,
19
40頃,定刻より約5分遅れて,紀伊勝浦に到着。

勝浦駅の窓口で,無事,木札をいただくことができました。

少しは,旅らしく

さて,勝浦駅に着いた時にはすでに真っ暗。

この日の宿は,ホテル浦島を予約していたのですが,
到着が遅くなるのがわかっていたので,朝食のみのプランにしていました。

なので,先に食事をとってから,チェックインすることに。

旦那さんの「美味しいマグロが食べたい!」
という希望にこたえるべく,お店探し。
リサーチしていたお店もあったのだけど,
なぜか気をひかれた「ますだや」さんに入ってみることにしました。

旦那さんは「マグロ丼」を注文。わたしはマグロユッケ丼を。

さすが新鮮なマグロ,臭みがなくてぷりぷりで,美味し〜い(*^_^*)

タレも美味しくって,大満足

左は本日のおススメにあった,「マンボ肝和え」。
右は「うねす」のお刺身。


マンボウって食べられるんですね〜

生まれて初めてマンボウ食べましたよ。
食感は,イカっぽいです。
味は,特別美味しいかというと微妙ですが^^;
マンボウの身って,刺身で食べたりもするそうですが,
すごく水分が多くて,炊いた方が美味しいのだとか。
うん。珍味。なかなか。

そして「うねす」。


「うねす」をご存知の方は,多分かなり「通」。
くじらの,下あごから腹にかけての部分だとか。
これも初めて食べました。
味はなかなか美味しいんですが,とにかく噛み切れない!
堅い,というのとも違うんだけど
噛むと旨味はあるんだけど,どうにも噛み切れず飲み込めなくて。
私は歯が弱くてあまり強く噛めないので,余計に無理だったみたいです。
1枚だけ食べて,残りは旦那さんにお任せしました。

そしてやっぱりマグロを心置きなく食べたい!と,
マグロのお刺身も注文。

赤身,中トロ,大トロかな?
でもやっぱり赤身が美味しいですね〜

お酒も飲んでほろ酔いで,満腹になって,
9時のホテルの送迎船に乗りました。

ホテル浦島といえば有名な忘帰洞のある温泉ホテル。

たとえ到着が遅くとも,疲れた体をほぐすのに温泉は必要!
1時間半ほどかけて,私は3つ,旦那さんは4つ,
温泉に浸かってきました。

朝早くからフル稼働したので,温泉を出たら二人ともぐったり。

翌日も続く長時間乗車に備え,就寝しました。


ちょこっと新宮観光

明けて2日目。

疲れていたにもかかわらず,
なぜか朝5時前に目覚めたワタシ。

朝風呂には入りたかったし6時に起きる予定だったけど
二度寝すると却って起きるのが辛いので,
よいしょっと起き上がって,温泉に行くことに。

ぐっすりお休みの旦那さんを置いて,一足先に温泉へ行きました。

まずは5時から開いている忘帰洞へ。
段々明るくなっていく空と海を眺めながらお湯に浸かります。
ちなみに忘帰洞から朝日が見えるのは6月でしたっけ?
割と限られた時期しか見られないんですよね。
朝日を見るつもりで来てがっかりする人が結構いるみたいですが,
こればっかりは自然の地形なので致し方ないですね。

そして,6時過ぎに山上館の天海の湯へ。
高いところでたっぷり朝日にあたっての温泉を堪能しました。

お風呂が済んだらバイキングの朝ご飯。
そしてお部屋に戻って準備して,8時過ぎにチェックアウト。

8
41の電車で,ひとまず新宮に向かいます。

紀勢本線はとにかく本数が少ないので。
8
41分の次の新宮行の電車は1018発になります。
(そして1051新宮発に乗れば,この日中に千葉に帰れます)
最初は1018の電車で出発しようと思っていたのですが,
10
51新宮発に乗れればいいのなら,
少しだけ時間に余裕があるので,
ちょっとだけ新宮を回ろうと思い立ちまして。

考えてみれば旦那さんも,
昨年に那智大社,本宮大社に参拝していて,
あとは速玉大社に参れば熊野三山を回ったことになるのです。
疲れていればやめるつもりでしたが,
二人とも意外と大丈夫そうだったので,
新宮ちょこっと観光をすることに決めました。

9
8分に新宮に到着し,すぐにレンタサイクルを借りて,
まずは神倉神社に向かいました。

お天気がよく暖かくて,桜も咲き始めてて,絶好のサイクリング日和♪
平日だから空いてるし。


神倉神社の赤い橋。
なぜか既に懐かしい感じすらします。
桜がかなり咲いていました。


石段を上がるのも,これで三度目。
先が見えているとそんなにきつくはありません。


石段の桜もちらほら咲き始めていました。

やがて見えてくるゴトビキ岩と小さなお社。


今回は初めて桜の季節に訪問。
赤いお社に白い桜が綺麗です。

もちろんお社前まで登って,手を合わせます。
新宮の景色も堪能して,ゆっくり石段を降りました。

神倉神社参拝を終えたら,もちろん次は熊野速玉大社へ。

自転車だと5分ほどで到着です。


こちらもやはり三度目のお参り。
良いお天気に恵まれて,今回が一番気持ち良いお参りだったかもしれません。

お参りを済ませ,おみくじを引きます。
こちらで引くのはいつも「縁みくじ」。
勾玉のお守りのついたおみくじです。

恋愛運とか,金運とか,仕事運のお守りが欲しいなあ,
と思って引くんですが,なぜかいつも違うお守りが^^;

でも不思議と,御利益を感じるんですよね。

最初に引いた時は「健康との縁」の緑の勾玉でしたが,
この時は行きの道中で高熱を出して体調不良で。
(その時の記事はこちら
でもどうにか持ち直し,とても良い旅ができました。

2
回目の時は「友人との縁」のオレンジ。
昨年のお正月でしたが,その後,風水女子の皆さんと交流ができたり,
いまいち馴染めなかったバイト先の人がとってもフレンドリーになったり。

3
回目の今回は「学業との縁」の水色でした。
学業とはちょっと離れているけれど,勉強したいことがいろいろあるので,
今は地道に力を蓄える時なのかな,と感じたり。
おみくじは末吉でしたが,やっぱりそういう(今はじっくり学びに専念しなさい,みたいな)内容でしたし,
今はアウトプットよりインプットの時期なのかも。

旦那さんは普通のおみくじを引いて,大吉でした
転職して5か月,結構辛抱の時期だったので,これから良くなっていくのかな。


さて,速玉大社を出て,まだ少し余裕があったので,
駅の向こうの徐福公園に行きました。


なぜか旦那さんは「徐福」に興味があるらしいです。
「徐福伝説」はあちこちにあるので,
実際にどういうものだったのかが気になるみたい。

今調べて分かったのですが,
なんと私の生まれ故郷も徐福伝説で有名なようです。

徐福公園はそんなに広くはないので,
さくっと見て,不老の池を回って,駅に戻りました。

いったん駅で自転車を返却し,電車の中で食べる駅弁を買おうと思ったところ,
新宮駅では売ってないとのこと(>_<)
駅前の徐福寿司さんを教えていただき,パックのお寿司を購入しました。

わずか1時間半ほどの観光でしたが,神倉神社,速玉大社にお参りもでき,
春の気持ちの良い気候のなかサイクリングもできて,楽しかったです。
もっとゆっくりしたい気持ちも出てきたけど,
いやいや,ここで少しの時間を過ごせただけでも十分ラッキー。


そして14時間かけて帰宅

そして1051,いよいよ新宮出発。

2
両編成の小さな電車だけど,乗客も少ないので,
ボックスシートを占拠してゆったり座れました。
12
時になるとお寿司を開いて。


上がさんま寿司,写真ではわかりにくいけど,見事な御頭付。
下が熊野牛の巻き寿司。
2個は海苔巻きで,右の2個は昆布で巻いています。
どちらも熊野の味ですね。美味しい。

多気まではやはり3時間半ほどあるので,
ゆったりリラックスして,景色を楽しんだり,時々うとうとしたり。
車窓から眺める桜は,昨日より開いているような気がしました。

紀勢本線は本当に眺めが素敵なんです。
紀伊長島以南の熊野灘沿いの景色もいいけれど,
それより北(多気より)の山の中も,
西側には大台ケ原の山々が見えて,
突然深い渓谷の上を走ったり,
宮川沿いや里山の中を走ったりと,
変化に富んでいるのです。

もう少し列車の本数が増えて,
もう少し行きやすくなると嬉しいんだけどなあ

行きと同じく,多気からは快速みえに乗車。
名古屋まで行き,東海道線に乗り換え,新快速で蒲郡まで。
そして蒲郡〜浜松〜熱海〜新橋と乗り継ぎ,新橋から山手線で日暮里へ。
もう夜11時になるというのに,さすがの混雑ぶり
最後に都会の通勤電車に乗るのはツライですわ(-_-;)

そしてどうにかこうにかこの日のうちに,帰宅することができました。

一応ダイヤの上では一日で到着可能とわかっていたけど,
何かの事情でどこかで電車が一本遅れたら,
たどり着けない(帰り着けない)可能性のある旅でした。
まして,紀勢線はダイヤが乱れることが多いので^^;
行きも帰りの多少の遅れは出たのですが,
ありがたいことにどちらも無事に,到着することができました。

気がかりだった木札も手に入れることができて,
3
月末という良い時期に,ひと区切りつけることが出来ました。
そしてまた新たな気持ちで,向かって行けそうな気がします。



〔通常のJR運賃(参考)〕(初日)大宮→紀伊勝浦:9830円(快速みえの料金を除く。2日目も同じ)

(2日目)紀伊勝浦→新宮:240円,新宮→大宮:9610円,合計9850

                           (価格はいずれも2015年時)

〔最遠地までの乗車距離〕652q


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