2014年6月19日:箱根フリーパス,日帰りでどれだけ使える?

■平日/小田急「箱根フリーパス」利用/二人旅

オフシーズンの箱根に行ってみよう

梅雨の6月。しかも平日。

メジャー観光地でも,ちょっとでもお客さんが少ない時期かな〜と期待して,

箱根に出かけて参りました。


2013年2月にも箱根に行きましたが,その時はJRを利用しました。
今回は新宿まで出て小田急線を利用。
小田急線の「箱根フリーパス」を使いました。

「箱根フリーパス」は,小田急線往復と,
箱根での電車,ケーブルカー,ロープウェイ,バス,そして海賊船にまで乗れてしまう,お得チケットです。
2日用,3日用があり,乗り物だけでなく施設の割引もあります。
料金は,発駅によりかなり変わりますが,
2日用でおおむね5000〜6000円,3日用で5500〜6500円程度です。
私たちは新宿発・2日間用で5140円でした。

箱根に2日間または3日間いるなら間違いなく超お得チケットだと思うのですが,私たちは日帰り。
それでも,普通に運賃を払うよりは,(トラブルさえなければ)かなりお得になると思われるので,
使ってみました。

さて,新宿からは特急に乗りたかったのですが(別料金です)
平日ラッシュ時は特急が少ないんですね^^;
急行で地道に行くことにしました。
7
37に新宿を出てしばらくは通勤通学客でいっぱいでしたが,
1時間ほどしてようやく空いてきました。

いよいよ箱根到着

912小田原到着,急いで917発の箱根登山鉄道に乗り換えます。

それにしてもさすが一大観光地・箱根,
梅雨時の平日といっても観光客が一杯です
これ,休日だったらどんなことになるんでしょう
人ごみが苦手な私としてはかなり危険ゾーンかも^^;

箱根登山鉄道はその名のとおりごとごとと登って行き,
途中3箇所ものスイッチバックを経ながら,急斜面をクリアしていきます。

ちょうどあじさいが開き始めた頃でした

えっちらおっちら,1016強羅駅まで到着。

強羅からケーブルカーに乗り換え,1駅先の「公園下」で下車。
強羅公園でお花見学をしました。

とその前に。

水分補給に寄ったコンビニで,旦那さんが嬉しげに持ってきたのが


いやべつに。
ここで買わんでもえーやろ,とは思うんだけど。


でも買うんですけど(笑)

強羅公園は,やっぱり紫陽花が綺麗に咲いていました。
特別展示もあったし,いろんな紫陽花が見られました。


公園自体が高いところにあるから,眺めがいいですね〜


バラもまだ結構咲いていて,バラのゲートなんかあって
なかなかメルヘンチック。


そんなに大きな公園じゃないので,さっと回るだけなら時間はかかりません。
裏へ抜けて,そしてそのままケーブルカーの駅へ。

ケーブルカーは新しいのか,デザインがシャープでかっこいい。

公園上の駅からケーブルカーに乗り,早雲山まで一直線。
そしてここでロープウェイに乗り換えます。

ところてん式にロープウェイへ

早雲山の駅でも誘導に従い,すんなりロープウェイの駅へ。
なんかこう,迷う間も考える暇も寄り道する隙もなく(いやしようと思えばできるけど,感覚的に)
なすがままに誘導される感じ。
なんかちょっと,ベルトコンベアに乗ったモノになった気分^^;

さすが首都圏から一番近いリゾート地・箱根,

大型ロープウエイの車両が次々とやってきます。

平日とはいえ観光客は結構いると思うけど,それ以上にキャパシティの方が大きい,
さすが全国屈指の観光名所,箱根。

平日の客をさばくなんざちょろいもんよ,って感じで,
あっという間にロープウェイで空中散歩に出発!


しかしこれが

いや〜,予想以上の凄さでございました(脱帽)

上から見下ろす新緑の斜面の色の濃いこと。
そして,登りを越えると,硫黄臭とともに突然現れた,
大涌谷の大斜面!!!


大きくえぐれた黄土色の斜面,そこからもくもくと立ち上る白い噴煙。
大涌谷って,こういう意味だったんですね!!!

それにこのあたり,本当に高くて。


地面が遥か下だし,かなり怖かったです。

はあ〜本当に,びっくりしました!!!!

呆然としているうちに,大涌谷の駅に到着。
残念ながらこの日は定期点検とのことで,
この先のロープウェイは運休中。
代替バスで桃源台まで行くことになります。

バス待ちの間に大涌谷のお土産物屋さんを覗いたり。
名物「黒たまご」を買ったり。

(これは売店前のキティちゃん大涌谷ver.

大涌谷のあたりはかなり硫黄臭が強いです。
小涌谷の温泉ではそんなに思わなかったけど。
いかにも「温泉地」って感じの匂い。すごい。


15
分くらい待つと,次のバスに乗車できました。
緑の中を通り抜け15分ほど,やがて芦ノ湖が見えてきました。

桃源台に到着です。



芦ノ湖はワカサギと海賊船

さて,芦ノ湖。

山間に水をたたえた湖は,絵になります。
しかしこんな山中の湖だから,てっきりカルデラ湖かと思っていたら,
堰止湖なんですね〜(wiki参照)

谷間を覆い尽くした水,という感じで,
複雑な形も雄々しいような,たおやかなような。

とりあえず,芦ノ湖についたのがちょうど昼時だったので,
『るるぶ』でリサーチしておいた「網元 おおば」さんへ。

こちらは,桃源台の駅から芦ノ湖沿いに歩いて10分足らず。
窓からは一面芦ノ湖が見えて,いい感じです。
店内も落ち着いた雰囲気でした。

せっかくだから,普段はなかなか食べられないものを,
ということで,ワカサギ料理をいただきました。

旦那さんはお蕎麦とのセット。
私はワカサギのてんぷら定食。


さくさく衣で中身は柔らかなワカサギ。
多分10匹くらいあったので,一年分くらい食べたかな。

美味しかったです

さてお腹が満たされたらふたたび桃源台へ。
ここから出発する海賊船に乗ります!

湖でなぜ海賊船?
と,お約束すぎて今では誰も言わないかもしれないツッコミを
それでも口に出さずにいられない私たち(根が関西人)


3隻あるという海賊船の内,「バーサ号」に乗り込み,いざ出航!!!

空が暗く水も重そうで,ちょっとおどろおどろしいような気もありますが,
これはこれで冒険の旅に出るっぽい。

ちょっと曇り空だし,風も冷たかったけど(
>_<
すいすい湖を渡っていく船は,気持ちが良かったです
湖上からは九頭竜神社本宮の赤い鳥居も,箱根神社の平和の鳥居も,よく見えます。


30
分ほどで箱根町港に到着。
まず箱根神社に行きたかった私たちは,
ここでいったん降りて船を乗り換えて,元箱根港まで向かいます。
次に乗った海賊船は「ビクトリー号」。
バーサ号より新しくて,ちょっと豪華な感じ。
バリアフリー設計らしく,車椅子の方なども乗船されていました。


再びすいすい湖を横切り,10分ちょっとで元箱根港到着。

なにか可愛い箱根神社

元箱根港からは,ぶらぶら散策しつつ,
ゆっくり歩いて箱根神社へ向かいました。


初めて参拝した箱根神社。
赤い鳥居が象徴的で,なんだか可愛らしい印象があります。

結構急な石段を登って,御本殿前でご挨拶。

もちろん,九頭竜神社新宮でお水もいただきました。

(なんかこう…龍が集団でうがいしているように見えなくも…)


帰りに,平和の鳥居の下まで行ってみました。

湖に向かう鳥居,自然の良い気がたくさん流れ込んでくる感じで,
とても気持ちの良い場所でした。

さて,ここまでは「今回絶対行っておきたいスポット」。
この先は,あまり細かく予定を立てていませんでした。

とりあえず,バスで箱根町まで戻り,
関所跡や,芦ノ湖畔の箱根駅伝関係施設あたりをぶらぶら。

ここがかの有名な箱根駅伝の往路ゴール。


この石碑の反対側には復路スタートと書かれています。

最近はほぼ毎年テレビで見ていたけど,実際にこの場所を見るのは初めて。
何もないと全然雰囲気が違いますね〜
意外に狭いというか,普通の道(当たり前か)。
5区の走者はこの箱根の山を麓から駆け上がってきて,
さらに最後の最後にガクッと角を曲がるんですね〜


(あの角〈バスがいるところ〉を曲がって選手が駆け込んでくる)

よくこの角を曲がってから振り返って,
後続の選手が追いついてこないことを確認している選手がいますね。

ちょっとそれっぽく走り込んできてみたい衝動にかられましたが,
さすがにいい年して周りの目が気になるのでやめました(多分やってる人結構いるだろうし)。

2
月に箱根に来た時には小涌園まで駅伝コースをバスで通ったし,
来年の箱根駅伝はさらに楽しみです^^

さてさて,のんびり散策しているうちにいい時間になってきたので,
バスで次なる目的地に向かいました。

旅の〆はもちろん,温泉です!!


温泉天国・箱根を実感

箱根と言えば温泉天国。

箱根七湯は昔の話,いまや箱根十七湯や二十湯と言われるほど源泉も豊富で,
日帰り,宿泊施設が選り取り見取りに揃っています。

ほんと,選ぶのに困るくらいです^^;

日帰り入浴できる旅館やホテルもあるのですが,
今回は日帰り入浴専門施設に絞って探しました。

選んだのは奥湯本の「天山湯治郷」。

こちらを選んだのは,クチコミの評判が良いこと,
ガイドブックやサイトの写真の雰囲気が良かったこと,
そして何より,源泉掛け流しであることでした。

元箱根からならバス一本で行けることもポイントでした。
ただし,このルートのバスは1時間に2本程度しかないので(バスが終わるのも早い)
バス利用の方は要注意です。

実を言うと,お隣の「かよい湯治 一休」のほうに行きたかったんです^^;
「天山」の方が設備はずっと良いらしいのですが,
「一休」の方がゆったり落ち着ける印象だったので。
ですが残念ながら,この日は「一休」は定休日だったので,
急遽お隣の「天山」に切り替えました。

さてさて,箱根町からいったん元箱根までバスで行き,
そこから旧街道経由のバス(K系統)で約30分。
新緑いっぱいの道を揺られ,奥湯本入口のバス停で降りれば,
目的の「天山」はすぐそこです。

実は施設まで着いて初めて「一休」がお休みだと知ったのですが^^;

でも,「天山」も良い施設,良い温泉でした。
お値段は1300円とちょっと高めですが,
箱根フリーパスで100円引きになりますし。

(天山さんの入り口)

建物の佇まいから,フロントから,
高級感があって,旅館に来たような気分になります。

お風呂までは結構距離があり,お庭の様子も見えます。
日常から隔離された落ち着いた空間で,
ますます旅館か誰かの別荘に来たような気分。

平日で人も少なめだったせいか,
とても静かで,ちょっと威圧感さえ感じます。

お風呂は,洗い場や内湯も,
屋根があるとはいえ外との仕切りの壁がなく
(もしかしたらあるけど開放していただけかも)
野天湯のような開放感があります。

洗い場にはシャンプーやボディソープが備え付けですが,
オリジナルのエコなものを使っているよう。

内湯は1つですが,露天はいくつも岩づくりの湯舟があります。
源泉が2つあるので(ナトリウム塩化物泉とアルカリ単純泉),
それぞれの湯舟に違う源泉のお湯が張られているようです。

う〜ん,贅沢!

湯舟は,熱いものもあれば,ぬるめものもあり。

いろんなお湯をいったりきたりで,楽しみました。

露天風呂の周りに木を配しました,って感じじゃなく,
本当に自然の中に温泉が作られているので,虫や木の葉も結構ありましたが,
自然の中でゆっくりお湯に浸かる,とても贅沢な気分が味わえました。

女湯には洞窟に繋がった湯舟があり,
洞窟の中で瞑想してみてください,みたいに書かれていて,
ぜひやってみたいところなのですが,
このお湯が熱くて^^;
ちょっと長くは入っていられない

瞑想どころか,我慢大会になりそうな
雰囲気はとっても素敵なんですけどね。

ちなみにこちら,脱衣所や化粧台も,
あまり広くはないけれど,落ち着いた良い雰囲気です。
初めてだとちょっとわかりにくいですが,実は2階もあって,
こちらにもドライヤー備え付の化粧台があります。
1階が混んでいたらすぐこちらに上がるのが賢明。
ごろ寝できる畳敷きのスペースもあり,ゆっくり過ごせます。

今回は利用しなかったけど,お食事処もあり,
休憩スペースも広いので,一日ゆっくり過ごせます。
ささっと温泉だけ入るというのはちょっともったいないかな。

といいつつ,温泉だけでささっと出た我々ですが^^;

再びバスに乗り,箱根湯本駅まで。



駅前の商店街でお菓子を買い食いしたり,
駅ビルのお店でお土産を買ったり。

しかしここで,ハプニングが!

なんと,小田急線で脱線事故があり,一部区間運休とのこと!!

これでは新宿まで帰れません


とりあえず小田原まで行き,駅員さんに確認し,
結局,小田原からJRに乗り換えました。

実は,この方が早いんです^^;
料金は高いけど,代替輸送だから,
新宿までの運賃は取られないし。

小田原からだと確実に座れるし,
むしろゆったり,しかも早く,帰ることができました。

あまり晴れ間は出なかったけど,雨には降られず,
行きたいところは一通りいけて,全行程を楽しめました。
箱根の自然があんなに雄大だとは,思いがけなかったです


今回は箱根の自然を堪能する旅でしたが,
本当に箱根は,自然も温泉もすばらしくて,
さらに各種施設も充実していて,1回2回ではとても回りきれないですね。
箱根の中での交通網がかなり充実しているのもポイントが高いし。

徹底的に「観光地」に特化しているというか。
もとは温泉地なんでしょうけど,温泉に頼らず,自然環境も観光資源にして,
さらにそれを合理的につなぐ交通網を,しかも数種類つなげて。
オペレーションも含めてすごく計算されているんだな〜と思いました。
ここまで徹底している「観光地」,初めて見た気がします。

何回でも違った楽しみ方ができるところで,
一度行ってもすぐまた行ってみたくなった箱根の旅でした。

ちなみに今回の行程,「箱根ナビ」サイトの「箱根フリーパスとは?」でのモデルコースと
ほぼ同じルートをたどりました。

料金的には1500円くらいはお得になっているようですが,
実際には施設やお買い物での特典も利用したので,2000円くらいのお得でしょうか。
日帰りでも乗り物中心にしたら十分モトがとれますね。


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