2015年7月31日:真夏の安曇野サイクリング

■平日/青春18きっぷ利用/二人旅

信州の日帰り限界ラインを目指す


2015年夏の青春18きっぷの旅第二弾は,
信州長野の安曇野まで足を伸ばしてきました。

うちからだと,この辺りが信州の日帰り限界ラインだと思います。
行くだけならもっと先まで行けますが,
これ以上遠方に行こうとすると
到着先でゆっくり楽しむ時間がとれません。

安曇野までは,乗継は意外とスムーズなんですが
やっぱり時間はかかるので,
朝は4時過ぎに起き,5時前に出発。

JRには南越谷から乗車でした。

本当にいつも思うんですが,
朝6時前からこの乗車率ってすごい…
都会の人は夜も遅いけど朝も早い。早すぎる。

この時間に電車に乗るということは,
何時に起きて,何時まで仕事をして,何時に帰るんだろう…
と,余計なお世話ながら心配になってしまいます。

そんな通勤電車の中,いかにも「遊びに行きま〜す♪」な
レジャー仕様のファッションで,リュックを背負った私ら夫婦。

「おまえら遊びに行くなら通勤電車に乗ってくんな」

と思われていたに違いありません(^▽^;)

ま,それはさておき。

南越谷 5:52発の武蔵野線に乗り,
西国分寺に6:32到着。
ここで中央線に乗り換えて,6:37発,
立川に6:42着。

この辺りまでは全然面白くありません^^;
ほんと,普通に通勤電車だから。

で,立川から6:46発の中央本線に乗り換えたあたりから,
ようやく旅っぽくなって楽しくなってきます。

でもこの日は平日だというのに,かなり人が多かったです。

JR東日本には少ない,4人掛けボックスシートメインの車両。
どこかで2人でボックスシートを占拠できるくらいに
空いてくるかな,と期待してたんだけど,全然でした。
これまで何度かこの路線には乗っているけど,
過去最高の乗車率だったと思います。
18キッパーと思われる人ももちろんいたけど,
ハイカーさんが多かったですね〜
巨大なリュックを背負っている人をたくさんみかけました。

さてこの列車で,甲府まで約2時間。
勝沼ぶどう郷あたりの景色が大好きなんですが,
この日は山側の座席に座ってしまったのと,
日差しが強くてカーテンを引いている座席が多かったので,
ほぼ外の景色は見られませんでした。

寝ても寝てもなかなかたどり着かなかったけど^^;
8:42,ようやく甲府に到着です!

で,ここからさらに中央本線で松本行きに乗り換えるんですが…

実は私,さすがにこの先は人が減って,
座席にも余裕が出てくるだろうと思っていたんですよね。

ところが,前のボックスシートに座っていた,
4人組のちょっとかしましいシニアレディの一団から,
「甲府駅を8時43分発の電車で〜」
という声が聞こえて…?

えっ,もしかしてこの人たちも乗るの!?

てことは,この車両にも
さらに松本まで行こう,って人が結構いるのでは!?

といきなり危機感が高まって(笑)

甲府駅ではちょっと乗り換え時間に余裕があったのですが,
競歩かよという早歩きで,松本行に乗り換えました。

急いだおかげで無事座席を確保。
残念ながらおなじみのJR東日本ロングシートでしたが,
寝やすくて姿勢も楽な端っこの席に座ることができました。

だけど案の定,出発時間前にはどんどん人が乗ってきて,
あっという間に座席は埋まって立つ人続出。
のんびりトイレ行ったり売店覗いたりしていたら
座れないところでした。

乗継のある場合は,
乗り換えに余裕があるからからと呑気に構えていると,
意外に乗客が多くて座れない,ということが結構あります。
特にその駅が始発である場合,
まずはホームに向かって座席を確保するべし。

忘れかけていた基本を思い出させてくれました!

さて,こっからさらに乗車時間2時間超^^;
我ながらよく飽きないもんだと思いますが,
なぜかこれはこれで楽しいと思っちゃうんですよね。
(でもやっぱりクロスシートかせめてボックスシート車両を…)

10:58,ようやく,ようやく松本駅到着!
長かった〜
けど,11時前だと結構早く着いた感じがします。

そしてここからさらにまた,大糸線に乗り換え。

大きなリュックを背負ったハイカーの多さに,
またしても危機感を覚えた我々(主に私)は,
ざくざく人ごみをつっきって,大糸線のホームへ。

大糸線は3両編成で,すでに結構人が乗っていました。

片側ボックスシート,片側ロングシートという変形車両。
こういう,よくわからない中途半端な仕様の座席は
JR東日本の特徴かも。

それでも早く到着したおかげで,
ボックスシートでお弁当を食べているおじ様の横と正面に,無事座席確保。

ここでもあれよあれよという間に座席が埋まり,
立っている人続出でした。

ただ,穂高駅で半分くらいの人が降りたので,
それ以降は結構余裕をもって座れたのではと思います。

で,われわれも,11:35到着の穂高駅で下車。

ようやく目的地の安曇野に降り立ちました。

まずは駅前で信州を味わう


20代前半,私は信州が大好きで,
年1くらいのペースで来ていました。

電車で来たこともあるし,
当時乗っていた125ccのバイクで訪れたこともあります。

いろいろ,トラブルもあって,でも無事に帰って来れて,
楽しい思い出がたくさんの土地でした。

安曇野にも一度来たことがありますが,
なんといっても20年以上がたっており,
他の旅の記憶とも少々ごっちゃになっていて,
あまり明確な記憶はありません。

でも,駅周りはこんなに整備されていなかった気がします。
もっと,いかにも「田舎の駅」っぽかったような…


安曇野といえば道祖神。


さて,穂高駅に到着し,まずは穂高神社へお参りを。


おみくじを引いたら「大吉」をいただきました♪

穂高神社は翌日からお祭りを控えていたようで,
櫓を組むためなのか数台のトラックが停まって
作業をしていました。

トラックからの大音量のセカオワを聞きながら境内を散策しました。
なかなか新鮮。

穂高神社の参道にはたくさんの道祖神が祀られていて
(もとはよそにあったものを移設しているみたいです)
とても可愛らしいものもあり,なごみます。

実は安曇野での行動をあんまり考えていなくて。

参拝をすませ,はてどうしようかと考えて,
とりあえず腹ごしらえをすることに。

信州ったら蕎麦でしょ,ってことで,
駅近くの大きなお蕎麦屋「田舎家」さんへ。

こちらのお店は信州産100%のそば粉を使っているとのこと。
やっぱり地のものを味わうのは大事です♪

暑いのでここはやっぱり冷そばを。

旦那さんはわさび山かけそば(左),私は三昧蕎麦(右)。


三昧蕎麦とは,とろろわさび,しめじおろし,たぬきの3種セットです。

わさびは,すごくフレッシュな色合いなんですよね。
少々大き目の塊を食べちゃっても,
辛味は一瞬だけでそんなに後を引かない感じ。

お蕎麦もおつゆも,さっぱり上品な感じでした。

お蕎麦を待つ間に今後の予定を相談し,
レンタサイクルを借りて近隣を回ることに決定。

食事を終えて,すぐお向かいのレンタサイクル屋さんに向かいました。

ちなみに駅前のお店にて…


無残…


飾りつき見出しサンプル
腹ごしらえを済ませ,すぐ近くのレンタサイクル屋さん,
しなの庵」さんへ。

こちらのスタッフさんがすっごい手慣れていて,
お客さんの案内〜手続きの説明〜
帽子の貸し出し〜自転車の準備〜と,
めちゃくちゃスムーズ!

流れに乗ってさくっと送り出されてしまいました。

いや〜,プロだわ。

そしていよいよ出発!
お店では見どころを説明して下さって,地図もいただいたのですが,
無視して(スミマセン),とりあえず「安曇野の里」へ。

ここは,売店や宿泊施設などが並んでいる複合施設です。
吹きガラスなどの体験もできます。

なぜこちらへ向かったかというと,
旦那さんの趣味の地ビールが置いてないかと思って。
また,地元のなにか面白いものが見つかればいいな〜
と考えていました。

売店には地元のものはあったけど地ビールはなく,
炎天下の中長時間持ち歩くことを思うと買い物もしづらいので,
りんごジュースだけ飲んで,
ぶらぶら〜っと見学して出ました。

宿泊施設のビレッジ安曇野には温泉があり,
日帰り入浴もできるようです。

暑かったので入りたい気もしたけど,
今お風呂入ってもまた大汗かくし,自粛。

再び走りだし,,「大王わさび農園」へ。

それにしてもこのあたり,
割と狭いエリアに数種のマンホールがあります。


全部自治体の名前が違うので,合併のためでしょうが,
このあたり,ちょうど自治体の境目だったんですね。


癒し効果抜群のわさび農園


「大王わさび農園」は,
安曇野のメイン観光スポットの一つ。

名前のとおり,大きなさわび農園です。

売店や食事処もあり,名物わさびソフトが食べられます。

20年以上前に訪れた時も,
ここでわさびソフトを食べた覚えがあります。

入園料もいらないので,気楽に入れるのも魅力。

入るとすぐに売店があり,
わさびを使った食品や調味料,
またわさびそのものも販売しています。
人気のわさびソフトもここで買えます。


辛くない(当たり前か)。
わさびの香りが爽やかです。

おろしたて生わさびの試食もできますが,
ここのわさびはほんと,後に残る辛さがない!
普通のわさびはたくさん口に入ると悶えますが^^;
ここのわさびは最初にツン!と辛味が来て
あとはさらっと消えていく感じです。
逆にピリピリくる辛さが好きな人は物足りないかも?

園内のわさび畑。
日よけの黒い網を被せています。

わさび田の水はすべて畑の中から湧き出る湧水だそうです。
わさびは綺麗な水でないと育たないそうですが,
たしかに流れている水は澄んでいて綺麗でした。


わざび畑の一角に親水広場があり,
ここでは足を水に浸せます。


ひんやりして気持ちいい!!
暑い日だったのでちょっと離れがたいくらいでした^^;

それにしても。

夏休み中とはいえ平日なのに
たくさんの人で賑わっていて,ちょっとびっくり。

広くてよく整備されているけど,
きれいな川も流れていて,水車もあって素敵だけど。
冷静に考えると単なるわさび畑じゃないですか。
(言葉が悪くてすみませんm(_ _)m)

でもねー。ほんとにとても居心地がいいんです。
ゆっくり,ぼーっと過ごしたくなる雰囲気。


だからたくさんの人が訪れるんでしょうか。
駅から近いわけでもなく,
専用送迎バスがあるわけでもないのに,
たくさん人を集めるって,すごいことだと思うんです。

そういう風に作っている,と言われれば
それまでなんですが。

空気が綺麗で,水が綺麗で,
周囲の木立もやっぱり普段目にするものとは違っていて。
すごく,非日常の世界に来た感じがするんですよね。
(なんとなくちょっと,ムーミンの世界みたいな)

恐るべき癒し効果です。

ここのわさびは後を引かない爽やかな辛さですが,
農園自体もとてもさわやかで,
気持ちも身体もさっぱりするような気がしました。


地ビール求めて爆走サイクリング


わさび農園でリフレッシュして,
再び自転車に乗り,またしても安曇野の里方向へGO!

なぜかというと,安曇野の里のさらに少し先の,
安曇野スイス村」という施設に,
旦那さんの求める地ビールがあるとの情報を得たからです!

車道を避け,農道をつっきります!!!


すっげ〜〜〜〜気持ちいい〜〜〜〜!!!!


そして到着,スイス村内のショップで,
無事安曇野の地ビール「穂高ビール」をゲット。
地元の方より,「ちゃんと安曇野で作っているビール」
と教えていただいて,購入しました。

地ビールだから地元で作っているかといえばそうでもなくて,
製造はよそでやって,名前だけ地元のものを…
っていうものも結構あります。
原料が地元のものだったりもするので,
必ずしも看板に偽り…ってわけじゃないんですけどね。

そして残りの時間は,
レンタサイクル屋さんでもらった地図を参考に
見所ポイントを回りました。

「水色の時」道祖神。
(NHKの朝ドラ「水色の時」のために作られた道祖神)


道祖神は,仲良く寄り添う姿が優しくて癒されます。
こんな風に生きていきたいものだなあ…と。

そして,「早春賦」の碑を見て。

この辺りの川沿いの道は,
安曇野らしさを味わえますね^^

そして無事,「しなの庵」さんまで戻りました。

自転車を返して精算し(これもめっちゃスムーズ)
穂高駅に戻り,安曇野を後にしました。

ゆるゆる松本散歩

穂高駅をちょっと早めの15:59発の列車で出発し。
16:26に松本駅に到着しました。

あとは松本駅周辺をぶらぶらして,
夕食を食べて帰ろうという算段です。

松本駅周りも随分変わっている…
と,思います^^;(もはやよく覚えていない)

でも多分駅前にこの人はいなかった。


多分,地元の方と,
一部の登山愛好家(しかも結構ディープ目な?)しか
ご存じないのでは…と思うのですが…
(私はまったく存じ上げませんでした)

播隆上人,だそうです。

19世紀の浄土宗の僧侶だそうで…
槍ヶ岳を開山された方,だそうです。

この銅像を見た瞬間にわかる人って…
スゴイ。

でも,この方の像をあえて駅前に立てる,というのは
登山客や山を愛する人を迎え入れるという
松本市の気概というか,山への誇りというのか,
そういうのが感じられる気がします。

そしてそういう地元の感覚に触れられるというのは
大好きだったりします。

松本って,私の旅の原点みたいなところがあるのです。

松本駅には20代の頃何回か来ているけど,
ここからバスに乗って
美ヶ原高原や霧ヶ峰に向かったので,
松本駅はほぼ通過するのみでした。

ただ,当時乗った夜行の普通電車が
早朝5時台とかに松本駅に着くので,
バスの時間までの時間つぶしに,
ちょっとだけ駅周りを散策したりしてました。
もちろん施設は一切開いていないので,
駅前のマクドナルドでご飯食べて
(このマクドナルドもまだあった!)
ほんとにちょっとぶらぶらするだけ。

でも,松本駅の周りって,
通りごとに街灯のデザインが違っていたりするんですよね。

これが珍しいことなのかどうかわからないけど,
当時はとても面白いと思いました。

この時から,街灯のデザインや,
足元のマンホールやタイルのデザイン,
橋の欄干などに目が行くようになりました。

あまり主張は強くないけど,
意外とそういうところに,
地元の名産品や名所・名物があしらわれていたりしますよね。

へえ〜,ここって「○○が名産なんや」と,
マンホールや欄干で気づいたりします。
郷土愛や郷土自慢がさりげな〜く表れていて,好きなんです。

こんな感じで。


街灯ウォッチしながら歩きます。

ついでに華やかなマンホールも。


白いみずほ銀行。珍しくないですか?


この翌日が,「松本ぼんぼん」というお祭りでした。


縄手通り商店街。


上のオブジェ,自来也かと思ったら,
全然違いました(よく見たら人間いないし)。
「がま侍」だそうです。
この商店街のシンボルがカエルなんだそうです。

ぶらぶら歩いて松本城へ。

天守閣への入場は5時までだったのでタイムアップ。
外側から眺めただけですが,
品があって綺麗なお城です。

松本も水の町なんですね。


町なかにこんな感じの湧水がいくつもあります。
そういえば駅前にもあったな…(写真撮らず)

こうやってン十年ぶりとかに訪れると,
各地があれこれ「町おこし」を行っているのがわかりますね。

18:37の電車に乗ることにして,
さくっと駅前で晩ごはん。
ほんとに駅前の「おおぎやラーメン」さんへ。

私がいただいた「チーズみそ」。
初めて見たので食べてみた。


すごく美味しいかというと微妙だけど,
フツーに合うんですよね,チーズと味噌は。

スープをしっかり飲みたかったのに,
ほぼ麺を食べ終わったあたりで虫が飛んできて,
スープに突っ込みほぼすぐ溺死。

さすがにそれ以上は飲めませんでした。合掌。

さてそろそろ帰りますかと店を出て。
駅に向かって歩き始めたところ,
「すみませ〜ん!!」と後ろから声が。

追いかけてきてくれたのはお店の女子店員さん,
なんと私,テーブルにスマホを置き忘れていたんです(>_<)

気付いたお姉さん,走って届けてくれました〜(ToT)

ありがとうございます!!

簡単に取りには行けないところだし,
本当に助かりました!ありがたかったです!!

お姉さんに心の底から感謝しつつ,
18:37発の大月行に乗り込みました。

大月には21:25着,なんと3時間の長旅。
でもこの列車,長野発なので,
列車自体は4時間以上の運行時間。すごい。

とんとんと無事に乗り継げて,
23:28,南越谷に到着。
無事に当日中にJRを降りることができました。

このルート,意外に乗継がいいので
日帰りできるんだけど,やっぱ結構キツイです^^;

〔通常のJR運賃〕
南越谷→穂高:4430円,穂高→松本:320円,松本→南越谷:4430円,合計:9180円
〔最遠地までの乗車距離〕 約259q

〔タイムテーブル〕
 5:52 南越谷駅 発 
  ↓  
 6:32 西国分寺駅 着 
 6:37 西国分寺駅 発 
  ↓  
 6:42 立川駅 着 
 6:47 立川駅 発 
  ↓  
 8:42 甲府駅 着 
 8:53 甲府駅 発 
  ↓  
 10:58 松本駅 着 
 11:09 松本駅 発 
  ↓  
 11:35 穂高駅 着 
    昼食,安曇野散策
 15:59  穂高駅 発 
  ↓  
 16:26 松本駅 着 
    松本散策,夕食
 18:37 松本駅 発 
  ↓  
 21:25 大月駅 着 
 21:30 大月駅 発 
  ↓  
 22:39 西国分寺駅 着 
 22:48 西国分寺駅 発 
  ↓  
 23:28 南越谷 着 

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