2015年8月28日:高原列車で夏を行く―小海線初乗車

■平日/青春18きっぷ利用/二人旅

憧れの高原列車へ


小海線は,山梨県の小淵沢から長野県の小諸まで伸びる路線。
JRでは最も標高の高い駅:野辺山駅を通るなど,
全体的に高所を走っています。

長野の景色が好きで,
前々から乗ってみたかったこの路線に,
ついに初乗車が叶いました(*^^*)

しかし青春18きっぷで乗り継いで,となると
かなり時間がかかるんで,
当日は4時起きの5時出発でした^^;

まあ,慣れてますけどね(笑)

この夏2回目の中央本線に乗り,甲府着。
さらに松本行に乗り,小淵沢に降りたのが9:43

いよいよ,期待感満タンにして,小海線に乗り換えました。

小さな列車は高く高くへと


小諸駅ではこちらの列車がスタンバイ。


小海線は超ローカル線ですが,
小淵沢駅には売店があり,駅弁も売っています。


駅弁,すご~く食べたかったけど,
終点の小諸で蕎麦を食べる予定にしていたのでここはガマン。

代わりにおやつに買った,そばどら。


9:57,期待の小海線,いよいよ出発です!

ちなみに車両は,小諸に向かって右側が一人席が向かい合わせのシート,
左側が2人掛けが向かい合わせのシート。


2人旅なら座席が広く取れる2人掛けが楽ですが,
車窓の景色は断然右側の一人用シート!

2人掛けに座ってしまった私たちはちょっと残念でした。

小淵沢を出て,列車は延々,傾斜を登って行きます。
それが車窓を見ていてはっきり分かるから,面白い。

そりゃそうですよね,小淵沢駅でも標高881mありますが,
一番高い野辺山駅までわずか4駅で,500mほども上がるんですから。

周辺の木々も,白樺なのかな(あまり詳しくない)
低地で見るのとは明らかにちょっと違った植生。

林の中にはところどころにおしゃれな建物が建っていました。
個人宅程度の広さなので,ペンションかな?と思ったけど
多分別荘地なんですね。
なかなか日常目にしない風景で,旅気分上昇♪

10:30,野辺山駅到着。


「国鉄最高地点」というのがスゴイですね。
現在でもJRでは最高所の駅です。
以前は,「鉄道路線の最高地点」だったそうですが,
現在は富山県の立山で運行されている
トロリーバスの「室堂」駅が鉄道最高地点駅なんだそうです。
(トロリーバスは形態は「バス」だけど,
電気を動力として動く「鉄道」扱いの乗り物だとのこと)

JR最高所の駅ということで…
実はやりたいことがあったんです。

こちら。前日に買ったポテトチップス。


我が家は関東平野の低地にあります。

これを,気圧の低い標高1345mの野辺山駅に持っていくと
どう変化するのか…?
理屈ではぷっくり膨らむはずなんですが。

取り出してみたポテトチップス…

じゃん!


ちょっとわかりにくいかもしれませんが,
ぷっくりとはいかなくてもちゃんと膨らんでいました。
ぐっとつまむと結構張りがある感じ。

…まあ。当たり前なんですが(笑)

さて,そんな小ネタも楽しみつつ。

この辺りは車窓も高原らしくて。


山にも囲まれていますが,田んぼじゃなくて畑というのが
なんだか高原ぽい気がする。

どうしても夏は空気が霞んで見通しが悪くなるので
また寒い時期に乗ってみたいですね~
超寒いだろうけど。
すごい景色が見られそうな気がする。

山深く入ってくると,線路右側に川が見えます。

ここらあたりの車窓の景色は格別でした!
(右側の車窓限定ですが)

高原の駅には8月末にしてコスモスが。


小海駅で少し時間があったので,降りてみました。


しかしこの辺り,小海駅もそうですが,
佐久海ノ口駅,海尻駅など,
思いっきり山中なのに「海」のつく駅がいくつもあります。
多分,周辺の地名がそうだからなのでしょうが,
標高高い山中で「海」の付く地名,なぜなんでしょうね?

小諸より6つ手前の佐久平駅は,
北陸新幹線との接続駅。
在来線の駅から新幹線の線路が見下ろせます。


こういうのって珍しくないですか?
普通,新幹線が高架になるような…

小淵沢から小諸までは約2時間20分の長旅でしたが
高原ならではの車窓の景色を楽しめました。

そして12:16,終点・小諸駅に到着しました。
懐古園はパワースポットだったりして?


小諸駅には,なんと金魚駅長がいます。


ネコやウサギの駅長はまあわかるんですが^^;
駅長とそれ以外の金魚の見分けが…
一見さんにはほぼわからない…(>_<)

さて,小諸では3時間ほど時間をとっています。

まずはランチタイム。
懐古園前の有名なお蕎麦屋「草笛」さんへ行きました。

私は「そば定食」を。
旦那さんは「藤村そば」を。


左が「そば定食」。

蕎麦に天ぷらと小鉢,おはぎがついてきます。
おはぎは2個,基本はゴマおはぎですが,
+100円(1個につき)でくるみおはぎに換えてもらえます。
2個ともくるみおはぎにもできますが,
私はゴマおはぎも食べてみたかったので,
1個だけチェンジしてもらいました。

小鉢は,お煮しめが乗っているわけではなく,
煮物やお漬物など,いろいろ盛り合わせている…と思います。
1つ,りんごの漬物?と思ったものがあったんですが…
食感が柔らかかったので桃?とも思ったんですが
桃ならもっと柔らかくなりそうだし,
土地柄的にもリンゴかな?と。
あまずっぱくて不思議な美味しさ。

おはぎも美味しかったです。
くるみが人気みたいですが,ごまも美味しかったですよ。
1個づつにして正解。
旦那さんと半分こにしていただきました。

右は「藤村そば」。
メニューに説明がなく,どんなものかわからなかったのですが…
ご覧のように,かけそばに天ぷらや山菜,長芋などが,
盛りだくさんに乗っています。
いろんな「○○蕎麦」がいっぺんに楽しめる感じでしょうか。

ここの蕎麦は量が多いので有名らしいですが,
結構ぺろっと食べてしまいました。

さあ,ランチが済んだら,懐古園へ。


懐古園は小諸城の跡を公園にしたもの。

園内には石垣や天守閣跡などが残っています。


なんだかね,ここ…
すっごーく居心地が良かったんです。


天気が良かったことや風が爽やかだったことなど,
気候のせい,というのもあると思うんですが,
なにここ,パワスポ!?
と思うくらい,気持ちの良いところでした。

大きな欅(けやき)も。

すごい生命力が降り注いでくる感じです。

こちら展望台からの景色。


富士見展望台というのもあって,
時期によっては富士山も見えるらしいです。


中には懐古神社という神社もあり
(そもそもこの神社の名前から懐古園になった)
心地良く過ごさせていただいたお礼に手を合わせてきました。

園内には小さな動物園もあります。


手作り感満載のかわいい動物園。

それにしても,20年ぶりくらいじゃないだろうか,動物園って^^;


なぜか普通の犬が…(右上)

さくっと回れるこじんまりとした動物園でした。
鹿やヤギや猿,そして鳥類が中心で,
恐い動物も熊くらいなので小さな子でも楽しめそう。

懐古園内は,特別じっくり観賞するような建物などがあるわけでもないので
動物園を含めても1時間くらいで回れますが,
とにかくそこにいる間気分が良くて。
しばらくぼけ~っとしていきたい気持ちになりました。

旦那さんも,懐古園を出てから,
「なんかめっちゃすっきりしたー」と言っておりました。
密かにパワースポットなのかも!?�
私はいわゆる「みえる人」「感じる人」ではないので保証はしませんが…

懐古園を出て,今度はもう少し,
小諸の町をぶらぶらすることにしました。

訪問者に優しい小諸の街


懐古園を出てもまだ時間があるので,
駅周りをぶらぶらと。

小諸の町には,古い町家が結構残ってます。


この建物,いい味だしてます!
大々的に酒屋の看板が出ているのに,中身はラーメン店。

街全体が,案内がわかりやすくて観光客向けに整備されている感じ。


「みはらし庭」なるところがありまして。


住宅街の向こうに山並みが見えます。

日本アルプスですよね。
浅間山もあるみたいですが…どれだかわからない(>_<)

見晴らしのいい時期に来たら,すごいだろうなあ…


街中を少し歩くだけでも,素敵な建物に出会えます。
酒蔵資料館も行ってみたかったなあ~

(島崎藤村が使った井戸)

さて,小諸での時間もそろそろリミット。

帰りはあえて小海線を戻らずに,
しなの鉄道で軽井沢駅へ。
そして,軽井沢駅からバスで信越本線横川駅へ,
さらに横川駅から信越本線で高崎,高崎からは高崎線で大宮へ…
というルートで戻ることにしました。

実は小諸に来るのが目的であれば,
小海線に乗るよりこのルートの方がはるかに早いのです。

さて,14:54発のしなの鉄道に乗車します。
軽井沢には15:18到着予定です。


真っ赤な車体が可愛いですね。
これが緑の中を走るって,ものすごく映えそう。

ところで。

写真から,どんより雲が広がっているのがおわかりになると思うのですが…

(左)懐古園ではこんなに晴れていたんですよ?
(右)みはらし庭でもまあまあ。


それが,ほんの30分くらいでどんどん暗くなり。
しなの鉄道沿線は,今にも降りそうな雰囲気に。


この後,まるで火事場に近づいているかのように,
煙のような白い靄がどんどん流れてきて…

車窓はどんどん白く霞んでいき,
軽井沢に着くころには…


こんなんになっていました(-_-;)

霧の軽井沢はなにがなんだか


山の天気は変わりやすいとは言いますが。

このあたり,やっぱり山間部だったのねーと
しみじみ認識するような天候の変化を目の当たりにしました。

軽井沢は完全に「霧に沈む避暑地」。
2時間サスペンスドラマのタイトルになりそうです。

おしゃれ避暑地の王道,軽井沢で
おしゃれなお菓子とかソフトクリームとか食べたかったのに…


もはや数十メートル先が見えない。

軽井沢がどんな街なのかさっぱりわからない(>_<)

おまけに寒いっ!!
ソフトクリームとかありえない…

それでもせっかくきたんだからと小一時間くらいぶらぶらして,
駅前の広場や,マンホールの写真撮ったり。


旦那さんの地ビールを買ったりして。

軽井沢に来たという実感も全くなく,
なんかよくわからない霧の町をうろうろして,
16:20の横川駅行きJRバスに乗車しました。

霧がすごいんでバスが動くか心配でしたが,
この辺りの方は慣れていらっしゃるのか,
問題なくスイスイ。

霧で周りは見えないし,朝早起きで疲れてるしで
バスの心地良い揺れで睡魔に襲われて,
旦那さんに起こされた時には横川駅は目前でした。

17時前に横川駅に到着。

横川駅では駅の写真を撮らず,
なぜか駅反対の山の写真を撮っていました。


寝ぼけていたのか…

いや,この先に軽井沢があるのかなー,
廃線の碓氷峠越えってこっちの方なのかなー
とか思いながら撮っていたんです(多分)。

そして17:13発の列車に乗るために,横川駅へ。

横川駅を出発し,高崎まで…ではなく。

途中の磯部駅で降りました。

磯部温泉に立ち寄り湯

なにゆえ磯部駅で降りたのかといいますと…

2015年7月20日:榛名―伊香保黄金ルート」で書きましたが,
磯部駅には駅近の温泉・磯部温泉があるのです!


そして磯部温泉には,駅から徒歩7,8分のところに
「恵みの湯」という日帰り入浴施設があります。

こちらの料金は時間制になっていて,
3時間で500円,6時間で1000円,1日だと1500円です。
私たちは入館が遅かったので,自動的に500円。

公共の温泉施設ですが,食事処もあります。
砂塩風呂があるのが独特で,評判も良いみたいです。
(別料金で,1回2500円)

露天風呂やサウナもあり,
シャンプー類も備え付けてあるし,
良心的なお値段で楽しめる温泉でした。

源泉掛け流しではなし,
そんなに特徴のあるお湯ではないですが,
あったまったし,お肌がしっとりした気がしました。
なかなか気持ちの良いお湯でしたよ^^

前回買えなかった磯部せんべいも買えたし,
温泉でさっぱりできて,
気持ち良く帰れました。


夏の高原列車は爽やかで気持ち良いですが,
見通しが悪いのが残念です。
寒くて空気の澄んだ時期ならまた違った景色が見られそうですね。

乗りごたえ十分な小海線でしたが,
小諸での観光も楽しかったです。
一度では味わいきれない魅力ある路線,
また遠からず,足を運んでしまいそうです。

〔通常のJR運賃〕
 大宮→小諸:4750円,横川→磯部:240円,磯部→大宮:1660円,合計6650円
〔その他の交通機関の運賃〕
 小諸→軽井沢(しなの鉄道):480円,軽井沢→横川(JRバス):510円,合計990円

〔最遠地までの乗車距離〕 約253㎞

〔スケジュール〕
5:52 南越谷 発 
 ↓  
 6:32 西国分寺 着 
 6:39 西国分寺 発
 ↓  
 6:44 立川 着 
 6:46 立川 発
 ↓  
 8:38 甲府 着 
 8:53 甲府 発
 ↓  
 9:43 小淵沢 着 
 9:57 小淵沢 発 
 ↓  
 12:16 小諸 着 
   小諸観光
 14:54 小諸駅 発 
 ↓  しなの鉄道 (480円)
 15:18 軽井沢 着 
   軽井沢散策
 16:20 軽井沢 発 
    JRバス(520円)
 16:54 横川 着 
 17:13 横川 発 
 ↓  
17:26  磯部 着 
   磯部温泉恵みの湯へ
 19:13 磯部 発 
 ↓  
 19:31 高崎 着 
 19:34 高崎 発 
 ↓  
 20:42 大宮着 

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