2015年10月13~16日:東北日本海側南下の旅〔3日目〕

■平日/青春18きっぷ利用/二人旅

念願の朝風呂へ

ウェスパ椿山では朝寝坊してお風呂に入り損ねたので,
この日はばっちり6時起きで朝風呂を堪能。

人もいなかったので,お風呂独り占めでした。

上がるころに他のお客さんがこられたので,
いいタイミングで入れてラッキー♪

上がって,お部屋で荷物をまとめ,身支度をして,
いざ,朝食!!

朝食はレストランでバイキングです。

宿自慢の「つや姫」のご飯に合うおかずをたっぷり。
おススメのトマトジュースもいただいて。

あー,しあわせ~とコーヒーをいただいて…
時,すでに8:37。

この日もバスで移動の予定でしたが,
バスの時間はたしか8:54,と記憶していました。
8:45にチェックアウトできれば余裕だよねーと思っていました。

ですが。

加茂水族館到着予定は8:55。

はて…

ここから水族館までは確か10分くらいかかるはず…

あれ…?
なんかおかしい…???

ちょっと待て。(予定メモ確認)

バスの時間,
8:45やん\(◎o◎)/!!!


ここからバス停まで約5分。
送迎はお願いしていなかったので,徒歩予定。

ひー,しまった!!
まだ「ふるさと割観光券」も買わなあかんのに!!

とりあえず旦那さんに,部屋に戻って荷物を確認してもらい。
私はフロントで観光券を購入。

ダッシュで部屋に戻って,荷物をひっつかんで,
再度フロントでチェックアウト!

この時点ですでに8:42!!!

間に合うか,私たち!!!

宿を出ていきなりの登り坂!!
なんで朝から坂道ダッシュやねん!!
しかしここで負けたら1日の予定が崩れていく!
力を振り絞って,登り坂をクリア!!

朝日を浴びている猫を見かけるも,かまう暇なし!!

最後の下り坂を駆け下りていると,
バス停に停まっているバスが見えてきた!!

多分1分くらい遅れたと思いますが
無事,バスに乗せてもらえました。

あー,ほんとうに,危なかった~~~

最後に汗を飛ばして慌てることになってしまいましたが,
こちらのお宿はとってもよかったです。

そして昨夜はまったく見えなかった海沿いを走ること約10分,
加茂水族館に到着しました。

奇跡の水族館へ

8:55,予定通りに無事加茂水族館に到着しました。


鶴岡市立加茂水族館,愛称クラゲドリーム館。
クラゲの展示種類世界一を誇る水族館です。

実は私,あまり水族館って行かないんです。
だって,どこでもそんなに展示されている生物は変わらないじゃないですか。
ジンベイザメやマンタがいると,
さすがに「おっ!」とは思うけど,
それだってオンリーワンじゃないですよね。
水族館って意外とあちこちにあるし,
大規模水族館1つ2つ行ったら十分かな,という考えでした。
海遊館と鳥羽水族館と八景島シーパラ行ってるから,
もういいかな~みたいな。

そんな私がなぜこの水族館に興味を持ったかというと…

クラゲを見てみたい,というのもありますが,
この水族館が劇的な「物語」をもったところだったからです。

こちらは,1930年設立の老舗水族館で
もともと民間経営で始まったそうです。
その後,鶴岡市に移管され1956年に市営となり,
1964年に移転新築されて,当時は人気スポットだったそうです。

その後1967年,再び民間に売却され,民営に。
1970年代以降集客不振に陥り一時閉館,
再出発するも何度も閉館の危機にさらされ
ぎりぎりの状況の中,何とか継続していました。

しかし,1990年代になると大型水族館が続々建設。
私みたいな「大きなところに行っていっぺんに見れれば十分」
な考え方の人が行かなくなり^^;
様々な企画展を開催するも上手くいかず
いよいよ閉館が現実のものとなりつつあったとき…

珊瑚を使った企画展(これも当たらず)のあと,
珊瑚の水槽で小さな生物を発見。

何かわからないままに餌を与えてみると,
なんとびっくり,クラゲになった!!

で,そのクラゲを展示してみると,人気に。

ここから,クラゲ水族館への道が始まりました。

とはいえ,クラゲを飼育するのも相当な苦労だったそうで,
そもそもクラゲを飼育しているところが少ないから,
ノウハウもわからないし,資金もない。
手さぐり状態で飼育・繁殖を試みていたそうですが,
資金がないことから飼育環境を維持できなくて,
クラゲが死んでいくのを見ているしかないようなこともあったそうです。
(飼育員の方々の心中を想像するだけで心が痛い…)

そんな中,苦労と工夫と試行を重ねて,
少しづつクラゲの飼育・繁殖・展示の実績を積み重ねていき,
やがてクラゲ展示種類数日本一,
そして2005年,ついに世界一となりました。

また,食用クラゲを使ったクラゲアイスやクラゲラーメンなどの食品開発が話題となったり,
2008年に下村脩氏がクラゲ等の発光生物の研究でノーベル賞を受賞されたり,
工夫と努力に加え,奇跡のような追い風も吹き,
大勢の人を集める水族館に変身を遂げたそうです。

2014年6月には全面リニューアルオープン。
旧館の2倍以上の床面積に生まれ変わり,
その後わずか1年2か月ほどで新館入館者数100万人を突破。
恐るべき再生力!!

実際,行ってみて,2倍以上になったとはいえ,
鳥羽水族館や八景島シーパラダイスなどの大規模水族館に比べ,
ずっとこじんまりとしていると感じました。

この半分以下の面積であったのなら,
そのしょぼさこじんまり具合たるや…(-_-;)
想像するだけで,集客に苦労したのが理解できます。

誰が見ても「もうダメだろう」と言われてしまうような
(実際当時の館長さんもそう思っていたとか…)
そんな逆境から,「他にはない」独自性をもち,
「世界一」の冠のつく水族館に再生…

そんな劇的な起死回生を果たした場所に,
ぜひ行ってみたくなったのです。

ちなみにこちらの水族館,
2002年に再び鶴岡市に買い戻され,
市営になっていますが,補助金は受けていないのだとか。
これって,何気にすごいことじゃないかと思うのですが…

さて,前振りがえらく長くなりましたが。

水族館,平日なのに開館前から10人ほどの人が待っています。
ちなにみ入館料は大人1000円ですが,
こちらは「ふるさと割観光券」が使えます。

9時の開館と同時に,入館しました。
さすが新しい施設,綺麗で清潔感があります。
入り口すぐにコインロッカーがあり,
(施錠時に100円必要ですが,返金されます)
大きな荷物を預けていざ,展示室へ。

入ってすぐのところには,
庄内の淡水や海水に生きる魚が展示されています。
普通の,地元密着の水族館,という感じ。

さらに進むと,いよいよクラネタリウムという
クラゲ展示エリアに入ります。


なんというか…
幽玄,ですよね。
青い水槽に白くゆらゆらと輝くクラゲ…
「海月」という表現がしっくりきます。

ゆっくり見て回っていたところで
「9:30からクラゲの給餌解説があります」
とのアナウンスが!!

多分他ではなかなか見られなさそうので,
順路をすっとばして,行ってみました。

ちっちゃ~なプランクトンのようなエビをクラゲに与える様子を,
モニターに映しながら解説。

クラゲって,自分から餌を取りにはいかないそうです。
(すべてのクラゲがそうなのかはわかりませんが)
自分の触手に触れたものを,絡めとって食べるのだとか。
人の目から見て「すぐそこにあるじゃん!」
というような距離でも,触手を伸ばしたりはしないんです。

なんたる受身。
生命維持活動さえ受身ですよ。
でもいいですねえ。
ゆったり,あるがまま,漂うまま。

給餌の後は,クラゲに触らせてもらえました。
(もちろん,手袋をして,です)

海にいたら絶対に近づかないのに,
嬉々としてわざわざ触る大人たち(笑)

そのあとは,そのまま流れでテラスに出て,
10時からのアシカショーを見学しました。

面白かったのが,このコ。
ずーっとプールサイドにいた謎のゴマフアザラシ。


プールサイドでごろごろして,
時々ぼちゃっとプールに飛び込んで,するっと上がる。
お客さんはてっきりこの子が芸をするんだと思ってて
そのウォーミングアップかな,と思っているから
プールに入ったり上がったりすると拍手が起こるんだけど,
実はこのコ,何の芸もしなかった(笑)

確かに「アシカショー」と銘打っていて,
どう見てもこのコはアザラシだから,
芸をしなくてもおかしくないんだけど。

でも,人間から見たらほほえましくても
同族のアシカから見ると気になったらしく,
最初に出てきたアシカちゃんはスムーズに芸ができなくて^^;

飼育員のおねえさんの言うことを聞かずに,
やたら手を叩いたり,逆立ちしたりしようとするんです。


結局,ほとんどお姉さんたちがフリップで説明。

最後に綺麗に逆立ちを披露して,終了。
多分,早く終わりたくて,早々から逆立ちしてたんですね^^;


これはこれで可愛かったです。

しかし2番目に出てきたアシカちゃんは,
慣れているのか度胸があるのか,
アザラシが勝手にプールに入っていて泳いでいても
全く動じることなく芸を見せてくれました。

ジャンプしたり,プールの中の輪っかを拾ったり。
こんなドヤ顔も見せてくれました。
そして,同僚(?)が頑張っていても
まったくマイペースのアザラシちゃん…^^;

いやむしろ,面白いもの見れて良かったですけど。

ショーのあとは館内に戻って,
いよいよ本格的にクラゲ観賞。

綺麗ですね~…

ゆったり焦らず,ふわんと漂っているのが
とてもいい雰囲気。
実は毒があったりで,結構危険な生物なんですけれども^^;

写真にはうまく取れなかったのですが,
ネオンのように多色の発光をしていうものもあり…
神秘的です。

最後に配置されているのはこれ。

半径5mものクラゲ水槽。
なんと,中には2000匹ものクラゲが泳いでいるそう。

クラゲの美しさや浮遊感が凝縮されています。

面白かったな~
泳ぐ魚ではなく,漂うクラゲをいっぱい見て,
自分も海の中を漂ってきた気がします。

ちょっと体の力が抜ける感じ。

それから,2階の売店でお土産を買って。
奥のレストランへ。

名物クラゲアイスと,クラゲソフトクリーム。

クラゲアイスの中のクラゲは当然ながら凍っているので,
シャリシャリした歯ごたえ。
クラゲソフトのクラゲは,やっぱキクラゲみたい^^;

もちろん,全メニューがクラゲというわけではなくて,
庄内の海の幸が食べられるメニューもあります。
(海鮮丼や定食などがあったと思います)

割と狭いので,お客さんが多い時期だとなかなか入れないかも…

水族館全体は,この日も平日午前中なのに,
結構たくさんのお客さんでしたね。
お昼前には小学生の遠足らしき集団も来たし。

とても個性的で素敵なところだったので,
ぜひぜひこれからも,
沢山のお客さんとともに発展していっていただきたいです。

ロケーションもいいんだよねー


外のお散歩も楽しいです。

さてそして11:49の路線バスに乗り,
加茂水族館を後にしました。

笹川流れにふられて

12:20頃,鶴岡駅に到着しました。

ここから再び羽越本線に乗って,新潟方面に向かいます。

この日はこのあとさらなるイベントの予定。

新潟の少し手前,村上市の桑川駅で降りて
笹川流れを見る遊覧船に乗るのです!

笹川流れは,奇岩・絶壁が並ぶ海岸です。
遊覧船が桑川駅から徒歩15分ほどのところから出ており
3月末~11月半まで運航されています。

事前にネットで予約を入れていて,
15:20発の便の乗船する予定です。
夕陽にはちょっと早いけど,
陸側も海側の両方の景色を楽しめるかな~と期待♪

羽越本線は13:29発なので,
1時間ちょっと時間があります。

お昼を食べていないのですが,
朝しっかり食べたし,水族館でもおやつを食べたので
お腹が空いていない…

今日のお昼は適当におやつをつまんでごまかすことにして
駅前の清川屋さんでお土産購入。

清川屋さんはふるさと割観光券が使えるので,
きれいに使い切ってしまいました。

そしてちょっと早めに駅で電車待ちしていると,
スマホに着信が。

02始まりの知らない番号です。
昨夜の宿からでもないし,なんだろう?
と思って留守電を聞いてみると…

予約していた,笹川流れ観光汽船さんからのお電話でした。

なんと,残念なことに,高波で運休とのこと。
お天気はとても良かったのですが,
海の方は結構荒れているようです。

うう~ん,初日からずっと強風ではありましたが,
ここにきてまだ影響があるとは(>_<)

残念ですが,いたし方ありません…

とはいえ。
鶴岡でどこかを見る,といっても中途半端だし…
早めに新潟についても特にしたいこともないし…

船には乗れなくてもいいから,
とりあえず桑川で降りて,
どんなところか見てみようか,ということになりまして。

予定通り13:29発の電車に乗りました。

桑川到着は14:43,約1時間15分です。


走り出しは田園風景ですが,
この路線も五十川駅辺りから日本海沿いを走ります。

こんな感じでお天気はいいんですが,
車窓から見ただけでも,結構海が荒れているのがわかります。

この3日間,毎日毎日日本海を見てきましたが,
今日が一番いい天気なんですけどね…

それでもやっぱり,沿岸風景は見応えあり!


山形を抜けて新潟へ,東北から信越へ入ります。

14:43,桑川駅着。

桑川駅自体は無人駅ですが,
売店やレストランのある夕日会館が併設されています。

また,駅の目の前の道路の向こうには
海岸に向けて広い階段が設置されていて,
海を眺められるようになっています。

夕日鑑賞に絶好のポイントとなるよう,整備されていました。

会館内を覗いてから,
とりあえず,笹川流れの遊覧船乗り場に向かってみました。

そのあたりまで行けばいい感じの景色が見れるかな,というのと,
もしかしたら船が出るなんてこともあったりして…
と,あわ~く期待しつつ^^;

海沿いの道路を歩くこと10分ほどで
遊覧船乗り場のある港が見えてきました。
歩いて行って,遊覧船乗り場の近くまで行きましたが,
やっぱり今日は船は出ないとのこと^^;

干物の焼いたものを試食させていただいたり,
港まわりをぶらぶらしたりして。

残念ながら景色のよさげなポイントもみつからず…
でしたが,海は太陽を受けて本当に綺麗でした。

眺めのいい遊歩道もあるようなのですが,
入り口も所要時間もわからなかったので,
無理はしないようにして。

15分くらいかな。
港周辺を散策して,駅に戻りました。

いつかぜひ,見てみたいです,笹川流れ。

駅前の階段付近から撮りました。

スマホで撮ったらこんな感じに。

なんだかんだ言っても,毎日日本海の夕焼けを見れたのだから,
恵まれています。

桑川発は16:20
もう少し夕陽を見てみたかったけど,
1本電車を遅らせると新潟に着くのがかなり遅くなるので,
予定通りの電車に乗りました。

最後のあがきで,ちょっとだけ写真を撮りました。
村上駅の前で内陸に入っていくので,海とはお別れです。


17:50,新発田着。
ここで18:13発の白新線に乗り換えます。

外はもう真っ暗。
そこから30分ほど,18:48に新潟駅に到着しました。
そして新潟入り

タイトルから逸脱して信越入りしてますが^^;

ご容赦くださいませ。


さて,ずっと日本海沿岸を下ってきたこの旅も,
いよいよ新潟で締めくくり。
新潟からは内陸に入り,日本列島を横断して,
大宮まで戻ります。

…が,その前に。
せっかくだから,最後に新潟にて
日本海の海の幸を堪能して帰る計画です。

新潟に到着しまして。
とりあえずホテルにチェックイン。

新潟でのホテルは,駅直結のホテルメッツ新潟
最終日は新潟入りがもっと遅くなる可能性もあったので
温泉地はあきらめて,駅近ホテルにしました。

でも駅から近いってやっぱり楽~^^

このホテルは,まだ新しいし設備もよくって,
スタイリッシュな感じです。

しかも。

ちょっと豪華に,スーペリアツインをとってしまいました(^m^)

それもこれも,鶴岡の「ふるさと割」のお陰です(><。)
浮いた予算を別の日の宿泊に回せました。

もともとはリーズナブルに済ませようかと思っていたんですが

最終日だしー
疲れてるしー
最後の宿がいまいちだとしょんぼりだよねー

といろいろ自分に言い訳して(笑)
ちょっとランクアップしてしまいました^^

お風呂とトイレも別だし。
お風呂はバスタブの外にシャワーがあるし。
洗面台も広いし。
ベッドは広々だしテレビは大きいし。
やっぱり,良い部屋だと気分が違います♪

ここは,3階に「ぽんしゅ館」という,
利き酒ができて新潟の美味しい物を売っているお店もあり,
かなり楽しめましたよ♪

ビジホなんで夕食はなし(朝食のみのプラン)なので
晩ごはんは近くの居酒屋で。

食べログで評判が良くて,
駅からも至近だった「葱ぼうず」さんで夕食。

カメラ忘れて行って,写真がとれなかったです(-_-;)

でも,さすが人気店だけあって,美味しかったです。
お造り盛合せやハタの食べ比べなんかの海の幸はもちろん,
きのこの天ぷら盛り合わせやおぼろ豆腐などの山の幸,
「嵩村桂」なる純米吟醸酒,
新潟の美味しいものを,お腹いっぱいいただきました。

ただちょっと賑やかで落ち着かない。
店員さんも若い人多くて,活気はあるんだけどね。
あと,ボリュームが結構すごかった。
3~4人で行ってちょうどいいよね,みたいな。

ここで,年末までの割引券もらったんやけど…
使えるやろか^^;
(新潟が超お気に入りの旦那さんは使いたそうだが…)

※後日,結局使いました。
往復夜行バス,0泊3日の弾丸ツアーにでかけて新潟を楽しみました。


〔タイムテーブル(3日目)〕

 8:45 湯野浜温泉前 発
  ↓   庄内交通バス
 8:55 加茂水族館前 着 
   加茂水族館 見学 
 11:49 加茂水族館 発 
  ↓  庄内交通バス
 12:19 鶴岡駅前 着 
 13:29 鶴岡駅 発 
  ↓  
 14:43 桑川駅 着 
  ↓  桑川駅周辺散策 
 16:20 桑川駅 発 
  ↓  
 17:50 新発田駅 着 
 18:13 新発田駅 発 
  ↓  
 18:48 新潟 着 
    ホテルメッツ新潟 泊


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